REIT業界が激震!さくら総合リートと投資法人みらいが合併合意、スターアジアの敵対的買収に対抗する「ホワイトナイト」の行方

不動産投資信託、いわゆるREIT(リート)の世界で、今まさにドラマチックな勢力争いが繰り広げられています。2019年07月19日、投資法人みらいとさくら総合リート投資法人の両者は、合併に向けた基本合意書を締結したことを公式に発表しました。この合併は、さくら側の投資主に対して、みらいの投資口を割り当てるという手法で進められる計画です。具体的な合併比率などの詳細については、今後両者の間で慎重に協議が重ねられることになります。

今後のスケジュールとしては、2019年08月06日までに正式な合併契約を締結し、それぞれの投資主総会で承認を得る流れとなります。もし無事に投資主からの賛同を得ることができれば、2019年11月には新体制での合併が成立する見通しです。これに伴い、さくら総合リートは上場廃止の道を歩むことになりますが、これは単なる経営統合ではありません。実は、以前からさくらに合併を迫っていたスターアジア不動産投資法人に対抗するための、極めて戦略的な一手なのです。

専門用語で言えば、投資法人みらいは今回、さくら総合リートにとっての「ホワイトナイト(白馬の騎士)」として登場しました。ホワイトナイトとは、敵対的な買収を仕掛けられた企業が、自分たちの意思に反する乗っ取りを防ぐために、友好的な条件で買収や合併を提案してくれる第三者の救世主を指します。SNS上では「リート界でもこんな熱い展開があるのか」「ホワイトナイト参戦で状況が読めなくなった」といった、驚きと興奮の声が数多く寄せられています。

一方で、買収を仕掛けているスターアジア側も、この動きを黙って見過ごすつもりはありません。同社は2019年07月19日、さくら総合リートの投資口を取得するための枠を、これまでの2億円から5億円へと大幅に引き上げることを発表しました。スターアジアは、現在のさくらの価格が本来の価値よりも不当に低い「割安」な状態にあると主張しています。自分たちと合併することこそが、投資主にとって最大の利益をもたらすと強調し、真っ向から対決する姿勢を鮮明にしました。

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編集者の視点:投資主の利益とリート市場の成熟

私自身の見解としては、今回の騒動は日本のREIT市場がよりダイナミックで成熟したステージに移行している証拠だと感じます。これまでは平和的な合併が主流でしたが、今回のように「どちらがより価値を高められるか」を市場で競い合うことは、最終的には投資主の利益に繋がるはずです。経営陣の都合だけでなく、誰が運用すれば物件のポテンシャルを最大限に引き出せるのかという本質的な議論が、この2019年の夏をいっそう熱くさせるに違いありません。

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