コーナンが仕掛ける店舗戦略!プロ向け専門店「コーナンPRO」拡大と動物病院併設で挑むホームセンターの新時代

ホームセンター業界で勢いを増すコーナン商事が、次なる成長に向けた大胆な店舗戦略を打ち出しました。2019年07月25日現在、同社は建築職人に特化した専門店「コーナンPRO」を、2021年02月までに約90店舗へと増設する計画を進めています。これは現状から約2割も店舗数を上乗せする野心的な試みであり、住宅リフォーム市場の需要を確実に取り込む狙いが見て取れます。

この「コーナンPRO」という業態は、一般的な日曜大工の枠を超え、建設現場で働くプロのニーズに応えるための「プロユース(業務用)」に特化した店舗です。2000年にいち早くこの分野へ参入したコーナンは、業界最大手のDCMホールディングスが展開する「ホダカ」を店舗数で上回るなど、先駆者としての地位を確立してきました。SNS上でも「朝早くから開いているので助かる」「専門的な道具が揃っていて頼もしい」といった職人たちの熱い支持が寄せられています。

特筆すべきは、単に商品を並べるだけでなく、質の高い接客体制を整えている点でしょう。大型店舗には、内装施工や電気工事の実務経験を持つ熟練のスタッフが配置されています。現場の悩みを知り尽くした「プロの店員」が相談に乗ってくれる環境は、忙しい工務店関係者にとって、まさに痒い所に手が届くサービスといえます。こうしたハードとソフトの両面からのアプローチが、好調な売り上げを支える原動力となっているに違いありません。

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異業種競争を勝ち抜く「独自性」とペット事業への進出

現在のホームセンター業界を取り巻く環境は、かつてないほど厳しさを増しています。同業他社とのシェア争いはもちろんのこと、安価な日用品を取り揃えるドラッグストアなど、異業種による顧客の奪い合いが激化しているからです。こうした状況下で持続的な成長を遂げるためには、他社には真似できない独自の強み、すなわち「エッジの効いた店づくり」が不可欠な要素となっています。

そこでコーナンが次の一手として注目したのが、家族の一員として存在感を高めているペット市場です。2018年秋からスタートした動物病院事業を加速させ、現在は2店舗に留まっている病院併設型の店舗を、今後5年間で14店舗まで一気に拡大させる方針を固めました。一般消費者向けの「ホームセンターコーナン」に医療機能を加えることで、買い物ついでに愛犬や愛猫のケアができる利便性を提供し、顧客の囲い込みを狙います。

私自身の見解としましては、この「プロ向け」と「ペット特化」という二極化戦略は、非常に理にかなった選択だと考えます。汎用的な商品だけではネット通販や近所のドラッグストアに太刀打ちできませんが、専門知識が必要な工具や、生命に関わるペット医療は、対面での信頼関係が重要となるからです。地域に根ざした「生活のインフラ」として進化し続けるコーナンの挑戦から、今後も目が離せません。

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