静岡の地場産業、つまりその土地に根ざした産業として長い歴史を持つ家具。その最新のトレンドと魅力を発信する一大イベント「シズオカKAGUメッセ2019」が、2019年6月5日、静岡市にて華々しく開幕いたしました。しかしながら、近年、家具業界を取り巻く環境は厳しく、参加事業者数は昨年から10社以上も減少し、80社での開催となったのです。こうした厳しい現実を乗り越え、静岡の家具メーカーが持続的な発展を遂げるにはどうすれば良いか。主催する静岡県家具工業組合が打ち出した答えが、異業種との連携強化でした。
今回のメッセでは、初めての試みとして、一般公開日に合わせた住宅展示イベントが同時開催されるほか、静岡県インテリアコーディネーター協会とのコラボレーション展示も実現しています。家具は、家という空間があってこそ活きる商品ですから、住宅建築やインテリアの専門家との連携は、新たな顧客層へのアピール、そして家具の魅力の最大化に繋がる、極めて戦略的な一手だと評価できるでしょう。主催者である静岡県家具工業組合の塩川達也理事長は、「2〜3年後を見据え、静岡の家具メーカーが生き残っていくための道筋を考えた結果」として、この異業種連携を非常に重視されているご様子です。求心力が低下しつつある家具業界を、この「KAGUメッセ」を通じて再活性化させたい、という熱い想いが伝わってまいります。
会場では、各メーカーの意欲的な新作家具がずらりと並ぶほか、家具メーカーと気鋭のデザイナーがタッグを組んで開発した、特別な婚礼家具も発表され、注目を集めています。職人の確かな技術とデザイナーの斬新な発想が融合したこれらの製品は、来場者に「静岡の家具」の新たな可能性を感じさせてくれるに違いありません。初日の2019年6月5日から2019年6月7日までの3日間は事業者向け、つまり家具の仕入れや商談を目的としたプロフェッショナルが対象となっております。
そして、2019年6月8日と2019年6月9日の週末2日間は、家具に関心のある誰もが無料で入場できる一般公開日が設けられます。入場は無料となっており、主催者はこの計5日間の会期で、来場者1万人という目標を掲げています。この大胆な異業種連携や一般公開日の充実ぶりは、SNS上でも早速大きな反響を呼んでおり、「静岡の家具が頑張ってる!これは見に行きたい」「インテリアと同時に見られるのは嬉しい」といった、期待の声が多数寄せられています。この「シズオカKAGUメッセ2019」が、静岡家具業界の未来を切り拓く重要な一歩となることを期待せずにはいられません。
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