世界的な起業家支援の巨人、米国のプラグ・アンド・プレイ(Plug and Play Japan、以下 PnP)が、2019年7月、ついに日本のものづくりと技術革新の聖地、京都市へ新たな拠点を設けます。PnPは、創業間もない企業、すなわち「スタートアップ」を集中して支援するアクセラレーターと呼ばれる企業支援のプロフェッショナルです。アクセラレーターとは、その名の通り、スタートアップの成長を加速させることを目的とし、通常3〜6カ月程度の短期間で、事業の具体化や資金調達、運営ノウハウなど、会社が軌道に乗るために必要なあらゆる支援を集中的に行うプログラムを提供する事業体を指します。
今回の京都進出では、島津製作所や京セラなど、日本を代表する大手4社との強力なパートナーシップを結成しました。このタッグは、特に日本の強みであるものづくり分野と、近年急速に重要性を増しているヘルスケア分野に特化した有望なスタートアップの発掘と事業化を強力に後押しするでしょう。京都は歴史と文化だけでなく、高い技術力を誇る企業や、技術の基盤となる優秀な研究を行う大学が数多く集積しているため、この連携は非常に大きな化学反応を生むことが期待されます。
PnPは、起業家に対して、会社の運営に必要なオフィスなどの施設提供はもちろんのこと、事業をどのように具体化し、市場へ展開していくべきかという戦略的な助言を惜しみなく提供するのが特長です。京都市での支援プログラムは、2019年11月にも開始される予定となっており、すでに多くのスタートアップや関係者から熱い視線が注がれています。私見ですが、日本のディープテック(基礎研究や科学的発見に基づく高度な技術)を持つスタートアップにとって、PnPのグローバルな知見と大手企業の信頼は、世界進出への強力な「飛び石」になるはずだと確信しています。
🚀世界14カ国に展開!日本のイノベーションを加速するPnPの戦略
PnPは、すでに世界14カ国でそのアクセラレータープログラムを展開しており、スタートアップ支援における確かな実績とネットワークを持っています。日本国内では、2017年に開設された東京・渋谷の拠点に続き、今回の京都市が2カ所目の進出となります。渋谷での活動を通じて、日本のスタートアップシーンに対する理解を深めてきたPnPが、満を持して「技術の都」京都を選ぶという事実は、彼らが日本の地方に眠る潜在的な技術力と、それを活用したイノベーション創出に強い期待を寄せていることの証左と言えるでしょう。
このニュースが報じられた直後、SNS上でも大きな反響が巻き起こっています。「京都の技術系スタートアップにとっては、資金繰りや事業化の大きなチャンスになる」「島津や京セラと組むのは、ヘルスケアや精密機器分野での具体的な連携が期待できる」といった、プログラムへの期待やポジティブな意見が多く見受けられました。特に、技術力の高い大学発ベンチャーが多い京都で、PnPが大学との連携も視野に入れているという点は、産学連携によるイノベーション創出の新たなモデルケースとなる可能性を秘めているのではないでしょうか。
このPnPの京都進出は、単なる一企業の拠点開設という枠を超え、日本の伝統的なものづくりの力と、グローバルな視点を持つスタートアップの活力が融合し、世界に向けて新たな価値を生み出す、大きな一歩になるものと期待されます。今後、京都からどのような革新的な技術やサービスが生まれてくるのか、編集部一同、引き続き注目してまいります。
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