【追悼】みずほ銀行の礎を築いた功労者、高桑茂樹氏が逝去:元第一勧業銀行常務の功績を振り返る

金融界に大きな足跡を残した高桑茂樹(たかくわ・しげき)氏が、2019年6月9日にご逝去されました。84歳で、死因は前立腺がんとのことです。高桑氏は、現在のみずほ銀行のルーツの一つである第一勧業銀行で常務を務められた、まさに日本の金融システムの変遷を見つめてきた功労者といえるでしょう。

高桑氏が長く尽力された第一勧業銀行は、1971年に第一銀行と日本勧業銀行が合併して誕生しました。これは、当時の日本における最大規模の金融機関合併であり、同行の歴史は、日本の戦後経済、特に高度成長期からバブル経済、そしてその後の金融再編の時代と密接に結びついています。高桑氏が常務という要職で辣腕を振るっていた時期は、金融機関が国際化やIT化といった大きな波に直面していた時代であり、その手腕は、同行の経営戦略に多大な影響を与えたに違いありません。

突然の訃報は、関係者や旧知の方々にも衝撃を与えています。SNSでは「また一人、DKB(第一勧業銀行)のレジェンドが去ってしまった」「みずほの礎を築かれた方のご冥福をお祈りします」といった追悼の声が多数寄せられており、高桑氏の業界における存在の大きさがうかがえます。特に、メガバンクが誕生する以前の「護送船団方式」と呼ばれる規制の多かった時代を知る方々にとっては、彼の果たした役割は計り知れないものでしょう。

高桑氏の告別式は、2019年6月15日午前11時から、東京都中野区中央2丁目33番3号の宝仙寺(ほうせんじ)大師堂で執り行われます。喪主は、妻の多恵子さんが務められる予定です。連絡先はみずほフィナンシャルグループ秘書室となっております。

私たちメディアとしても、長年にわたり日本の金融界を支えてこられた高桑氏の功績に心から敬意を表します。銀行という社会インフラを支える大組織の経営を担うことは、社会全体の安定に直結する重責です。その厳しい職務を全うされた高桑氏の遺志は、きっと現在のみずほフィナンシャルグループ、そして日本の金融界に脈々と受け継がれていくものと確信しております。

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