【コクヨUPTIS】12度の魔法でノートPCの疲れを解消?デスクワークを劇的に変える「パフォーマンス家具」の全貌

現代のオフィスワーカーにとって、ノートパソコン(PC)は欠かせない相棒です。しかし、その一方で画面を覗き込むような前かがみの姿勢が続き、首や肩のコリに悩まされる人も後を絶ちません。こうした深刻な健康課題に対し、文具・オフィス家具大手のコクヨ株式会社が2019年06月にリリースしたのが、天板の角度を調整できる最新デスク「UPTIS(アプティス)」です。

このデスクの最大の特徴は、天板を水平な状態から最大12度まで傾けられる点にあります。開発の陣頭指揮を執ったのは、現在44歳の赤松広道さんです。赤松さんは、ノートPC利用時に首へかかる負担を劇的に軽減する方法を模索し、この「天板自体を傾ける」という画期的な発想にたどり着きました。年間販売目標3億円を掲げて登場したこの製品は、現在、予想を大きく上回るペースで注目を集めています。

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究極の「12度」に秘められた開発者のこだわり

開発の過程で最も苦労したのは、理想的な角度の特定だったそうです。赤松さんは多くの社員に協力を仰ぎ、実際にデスクを使ってもらいながら試行錯誤を繰り返しました。ノートPCに角度をつけるスタンドなども存在しますが、それでは手首に無理な力がかかってしまうのが難点です。そこで天板ごと傾斜させることで、自然な腕の角度を保ちつつ、視線を高く保つことに成功したのです。

「12度」という絶妙な数値には、実用上の工夫も凝らされています。これは身体が疲れにくいだけでなく、机の上に置いたペンやスマートフォンなどの小物が転がり落ちにくい、限界の角度でもあるのです。この黄金比とも言える傾斜を実現したことで、アプティスは単なる作業台を超えた、身体の一部のように機能するプロダクトへと進化を遂げました。2019年08月16日現在、現場のニーズは非常に高いといえるでしょう。

SNSでの反響と「パフォーマンス家具」という新潮流

発売以来、SNS上でも大きな話題となっています。「デスクを傾けるだけで、こんなに首が楽になるとは思わなかった」「もう普通の水平な机には戻れない」といった驚きの声が続々と上がっています。また、税別13万2000円からという価格設定についても、「長期的な健康への投資と考えれば納得できる」という前向きな意見が目立ち、企業のウェルビーイングへの関心の高さがうかがえる状況です。

コクヨは、こうした利用者の健康を促進し、業務の質を高める製品を「パフォーマンス家具」と定義しています。パフォーマンス家具とは、単に道具として機能するだけでなく、使う人の身体的・精神的なコンディションを整えることで、仕事の効率を最大化させる付加価値の高い家具を指します。2年前に発売され、座面がスイングして運動不足を解消する椅子「ing(イング)」も、その代表的な成功例として知られています。

編集者の視点:働き方改革は「道具」から始まる

私自身、この記事を執筆しながら、これまでのオフィス家具がいかに「形」だけに囚われていたかを痛感しました。アプティスが提案する12度の傾斜は、単なるデザインの変更ではなく、人間の身体構造に対する深い理解と敬意から生まれたものです。自分たちの働き方に合わせて環境を変えるのではなく、環境が人間をサポートするという視点への転換は、これからの時代のスタンダードになるに違いありません。

利用者の好みに合わせ、足元に荷物を収納できる「バスケットタイプ」や、広い作業スペースを確保できる「トレータイプ」が用意されているのも、ユーザー目線の嬉しい配慮です。健康を損なってから対処するのではなく、働く環境を整えることで未然に疲労を防ぐ。2019年08月16日の今日、コクヨが切り拓くこの「攻めの健康管理」は、日本のビジネスシーンに新たな風を吹き込むことになるでしょう。

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