2019年夏のヒット商品はこれ!「生オレンジティー」や「仮面ライダー食玩」が躍進した最新POSランキング徹底解説

2019年8月23日、最新の消費トレンドを映し出す「日経POS情報」の週間ランキングが発表されました。2019年8月11日から2019年8月17日までの集計期間において、猛暑が続く日本列島の買い物カゴを賑わせたのは、爽やかな飲料と、大人をも夢中にさせる意外な玩具菓子でした。まずは飲料部門に注目してみましょう。

トップを独走しているのは、2019年8月2日に発売されたばかりの伊藤園「TEAs’ TEA NEW AUTHENTIC 生オレンジティー」です。この商品は、生のオレンジスライスを紅茶と一緒に抽出するという画期的な製法を採用しています。SNS上では「本物の果実感がすごい」「甘すぎずスッキリ飲める」といった称賛の声が相次いでおり、夏場のリフレッシュ需要を完璧に捉えたと言えるでしょう。

続いて第2位には、アサヒ飲料の「三ツ矢 くちどけマンゴーミックス」がランクインしました。こちらは2019年8月3日の登場以来、濃厚なマンゴーの風味と三ツ矢サイダー特有の爽快感で、若い世代を中心に支持を広げています。3位には健康志向の高まりを背景に、サントリービールの「からだを想うオールフリー」が食い込んでおり、機能性表示食品への関心の高さが伺えます。

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お菓子と冷凍食品にみる意外なトレンドの変化

菓子部門では、圧倒的な伸びを見せた商品が注目を浴びています。亀田製菓の「柿の種 ごま油香る黒胡椒味」が首位を守る一方で、驚異のジャンプアップを見せたのが、2019年8月10日に発売されたバンダイの「装動 仮面ライダージオウ RIDE PLUS2」です。これはチューインガムにおまけが付いた「食玩(しょくがん)」と呼ばれるカテゴリーの商品になります。

食玩とは「食品玩具」の略称で、お菓子のおまけとしてフィギュアなどが同梱されているものを指します。今回のランクアップは、単なる子供向け商品という枠を超え、精巧な造形を求める大人のコレクター層が市場を牽引した結果でしょう。SNSでも「フルコンプリートを目指す」という熱心な投稿が見られ、趣味性の高いアイテムがいかに購買意欲を刺激するかが証明されました。

冷凍食品部門に目を向けると、ハーゲンダッツジャパンの「ミニカップ エスプレッソミルク~香味ロースト~」が王者の風格を漂わせています。2019年8月4日の発売から、自分へのご褒美として選ばれ続けているようです。家庭用品では、2019年8月7日に登場した花王「ソフィーナ リフトプロフェッショナル ハリ美容液EX」が、お得なセット販売を武器に急浮上しました。

今回のランキングを編集者の視点で振り返ると、消費者が「本物志向」と「趣味への投資」という2つの極端な軸で動いていることが分かります。飲料における果実のリアリティや、食玩における造形のクオリティなど、多少価格が高くても「価値があるもの」には財布の紐が緩む傾向にあります。今後も、機能性と情緒的価値を兼ね備えた商品が市場を席巻していくはずです。

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