野球にゲーム、AIまで!?静岡の企業が仕掛ける「超・変化球」な採用戦略が面白い

労働人口の減少が叫ばれる昨今、地方企業の人材確保はかつてないほど厳しい局面を迎えています。そんな中、静岡県内の企業たちが放つ、従来の常識を鮮やかに覆す「変化球」のような採用活動が大きな注目を集めているのをご存知でしょうか。2019年09月03日現在、人手不足という高い壁を乗り越えるため、スポーツや最新テクノロジーを駆使した驚きの施策が次々と打ち出されています。

特に話題をさらっているのが、建設業の戸崎建設や物流を手がけるアストラックスなど、県内の精鋭4社が手を取り合って始動させた試みです。なんと、共同で社会人野球チーム「焼津マリーンズ」を発足させ、野球選手としてプレーしながら各企業で正社員として働くという、異色の二刀流採用をスタートさせました。トラック運転手などの深刻な現場スタッフ不足を、白球を追う情熱を持つ若者の力で解消しようという狙いです。

SNSではこの取り組みに対し、「働きながら大好きな野球を続けられるのは最高」「地域貢献にもなって応援したくなる」といったポジティブな反応が相次いでいます。アスリートのセカンドキャリアならぬ「現役キャリア」を企業が支える仕組みは、福利厚生の枠を超えた新しい雇用の形と言えるでしょう。単なる労働力の確保ではなく、スポーツを通じて地域を盛り上げようとする姿勢には、編集部としても深い共感を覚えます。

スポンサーリンク

ゲームスキルが内定の決め手?建設業界が挑む常識破りの選考

驚きの採用手法はスポーツだけにとどまりません。三島市の建設会社である正治組では、なんとオンラインゲームの腕前が極めて高い人材を、従来の面接を行わずに採用するという驚天動地のプロジェクトを開始しました。これは「eスポーツ」と呼ばれる、コンピュータゲームを競技として捉える文化に着目したものです。建設現場で必要とされる集中力や状況判断力が、ゲームのスキルと相通ずると判断した英断だと言えます。

今の若者世代にとって、ゲームは単なる遊びではなく、戦略的思考やチームワークを養う場となっています。そこに着目し「面接なし」という大胆な条件を提示したことで、従来の就職活動に馴染めなかった優秀な層を掘り起こす絶好の機会になるはずです。型にはまった自己PRよりも、実戦で培った操作技術や精神力を評価するこの流れは、今後他の業界にも波及していく可能性を秘めているのではないでしょうか。

一方、効率化の波は接客の現場にも押し寄せています。食品スーパーを展開する田子重では、店長たちの採用業務における負担を減らすため、「AI面接」の試験導入に踏み切りました。これは、スマートフォンなどを通じて候補者が質問に答え、その回答内容や表情、声のトーンを人工知能が解析して評価する仕組みです。24時間どこでも受検できる利便性は、応募者側にとっても大きなメリットとなるでしょう。

AI面接の導入により、人間が陥りがちな主観やバイアスを排除した、より公平な一次選考が可能になると期待されています。もちろん、最終的には人の目で見極めることが重要ですが、初期段階を自動化することで、現場責任者はより質の高い店舗運営に注力できるようになります。2019年09月03日を境に、静岡の採用シーンは「精神論」から「戦略的合理性」へと、大きな転換点を迎えているように感じてなりません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました