最大震度7という激震が北の大地を襲った北海道胆振東部地震の発生から、2019年09月06日でちょうど1年という節目を迎えました。大規模な土砂崩れによって甚大な被害に見舞われた厚真町をはじめ、被災した各地では犠牲となった方々を悼む追悼行事が営まれています。時計の針が地震発生時刻に近い正午を指すと、町内には静かな黙祷の時間が流れ、多くの人々が深い祈りを捧げました。
地震によって44名もの尊い命が奪われたこの災害では、山肌が剥き出しになるほど激しい土砂崩れが相次ぎ、人々の平穏な日常を一瞬にして奪い去ったのです。震度7という揺れは、気象庁が定める震度階級の中で最も高いレベルであり、立っていることが困難なほど激しい振動を意味します。現在もなお、厚真町などでは980人を超える方々が仮設住宅での避難生活を続けており、住み慣れた我が家へ戻れない日々が続いています。
SNS上では「もう1年、まだ1年」といった複雑な心境を吐露する投稿が相次いでおり、当時の停電(ブラックアウト)の恐怖を思い出す声も目立ちます。北海道全域が停電に見舞われたあの夜の記憶は、多くの県民にとって忘れられない経験となっているのでしょう。ネット上には「風化させてはいけない」「被災地の特産品を買って応援したい」といった温かいメッセージが溢れ、日本中から寄せられるエールの力強さを改めて実感せずにはいられません。
被災された方々にとって、この1年は悲しみと向き合いながら一歩ずつ前へ進もうとする、血の滲むような努力の連続だったに違いありません。仮設住宅での不自由な暮らしの中でも、地域コミュニティを守り抜こうとする住民の皆さんの姿には、人間の強さと絆の尊さを教えられます。編集者である私自身も、震災の記憶を語り継ぐことこそが、未来の防災に繋がる唯一の道であると確信しており、歩みを止めない厚真町の皆様を心から尊敬します。
これからの復興への道のりは決して平坦ではないかもしれませんが、2019年09月06日の祈りは、新しい街づくりへの強い決意へと変わっていくはずです。失われたものはあまりにも大きいものの、再び豊かな緑に囲まれた厚真町を取り戻すための挑戦は、これからも続いていくことでしょう。私たち一人ひとりが被災地に寄り添い、関心を持ち続けることが、何よりの支援になるのではないでしょうか。復興の灯が絶えることなく、輝き続けることを願ってやみません。
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