国際的なビジネスイベントの誘致競争が激化するなか、古都・京都が輝かしい記録を打ち立てました。公益財団法人である京都文化交流コンベンションビューローが2019年6月13日に発表したデータによると、京都市内で2018年中に開催された国際会議や展示会などの「MICE」の件数が、なんと349件に達したのです。これは前年と比較して43件もの増加となり、驚くべきことに5年連続で過去最高を更新するという快挙であります。
そもそも「MICE(マイス)」とは、Meeting(会議・研修)、Incentive Travel(報奨・招待旅行)、Convention(大会・学会)、**Exhibition/Event(展示会・イベント)**の頭文字を取った造語で、これらのビジネス関連のイベントを総称しています。MICEは通常の観光客とは異なり、参加者一人当たりの消費額が高く、開催地への経済波及効果が非常に大きいことから、世界中の都市が誘致に力を入れている分野なのです。京都市のこの連続最高記録更新は、日本のMICE業界全体にとっても明るいニュースと言えるでしょう。
件数の増加以上に目覚ましいのが、海外からの参加者数の伸びであります。2018年の海外からのMICE参加者数は、前年比で実に5割も増加し、初めて3万人の大台を突破する3万2268人を記録いたしました。これほどまでに多くの外国のビジネスパーソンや研究者が京都を訪れているという事実は、京都市が国際的なMICE開催地としての地位を確固たるものにしている証左と言えます。
国際会議協会(ICCA)が発表した2018年のMICE件数に関する国際ランキングにおいても、京都市は前年の50位から大きくジャンプアップし、41位へと順位を上げています。国内の都市別ランキングでは、13位の東京に次ぐ2番手の位置を維持しており、世界的な大都市である東京に肉薄するその実力には目を見張るものがあります。この結果は、京都市の観光資源としての魅力に加え、MICE誘致に向けた官民一体となった戦略的な取り組みが奏功した結果と評価できるのではないでしょうか。
このニュースに対するSNSでの反響は非常に大きく、「京都で国際的な学会が増えるのは誇らしい」「古都でありながら最新のビジネスイベントも受け入れられるキャパシティがあるのがすごい」「MICE参加者が京都の文化に触れることで、さらに日本のファンが増えるはず」といった、好意的な意見が多く見受けられました。私の見解としても、京都が持つ歴史的な景観や文化施設、そして世界トップレベルの宿泊・会議施設の組み合わせは、参加者に深いインスピレーションを与える「体験価値」を提供しており、これがリピート開催や新規誘致に結びついていると確信しています。今後も京都市はMICE市場を牽引し、より一層の国際競争力を高めていくことでしょう。
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