2019年2月に産声を上げたばかりのスタートアップ、Pnika(プニカ)が今、大きな注目を集めています。代表を務める隅屋輝佳氏は、既存の社会システムや規則が、新しい価値を生み出そうとする挑戦者たちの足を引っ張っている現状を打破したいと考えているのです。
隅屋氏はこれまで、地域課題の解決に挑む社会起業家やNPO団体と深く関わってきました。その対話の中で、時代にそぐわなくなった古いルールが、革新的な取り組みを阻む「見えない壁」になっている実態を痛感したといいます。現場の熱意が制度によって冷まされてしまう状況は、非常にもったいないことではないでしょうか。
「民主主義のバグ」を解消する!開かれた議論の場の必要性
そこで隅屋氏が掲げるのが「ルールのアップデートを議論できる開かれた場」の構築です。現代社会において、ルールは一部の専門家が決めるものというイメージが強いかもしれません。しかし、当事者が納得感を持って参加できる仕組みこそが、真の意味で持続可能な社会を作る鍵となります。
インターネット上では「法律や制度がテクノロジーの進化に追いついていない」といった声が多く聞かれます。こうしたSNSでの反応は、多くの市民が既存の枠組みに窮屈さを感じている証拠でしょう。隅屋氏の試みは、まさにこうした大衆の潜在的な不満に対する、鮮やかな解法の提示であると感じられます。
彼が重視するのは、単なる反対運動ではなく「建設的な対話」です。専門用語で言えば、これは「アジェンダ・セッティング(議題設定)」の民主化を目指す動きに近いといえるでしょう。特定の人々だけでなく、多様な視点がルールに反映される仕組みがあれば、社会の閉塞感は一気に解消されるに違いありません。
2019年10月07日現在、隅屋氏は着実にその土台を固めています。誰もがルールメイキング(規則を作る過程)に関われる未来は、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。私自身、彼の挑戦が日本の硬直した意思決定プロセスを柔軟に変えていくことを、一人の編集者として強く期待しています。
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