京都マルイが2020年5月に閉店へ。激戦区の四条河原町で決断、川越モディも営業終了し転換図る

関西屈指の繁華街として知られる京都・四条河原町に激震が走りました。丸井グループは、2011年4月27日の開業以来、地域のファッションを牽引してきた「京都マルイ」の営業を2020年5月31日をもって終了することを発表したのです。百貨店の跡地を引き継ぐ形で誕生した同店ですが、近隣の競合施設とのシェア争いが激化しており、賃貸契約の満了という節目に大きな決断を下すこととなりました。

ネット上では「待ち合わせの定番だったのに寂しい」「京都からマルイがなくなってしまうなんて信じられない」といった惜しむ声が続出しています。四条河原町阪急の閉館後、新たな賑わいを創出した功績は大きく、若者や観光客に親しまれてきただけに、SNSでの反響は非常に大きなものとなっています。私自身、流行の発信地として象徴的だった場所が姿を消すことに、時代の移り変わりを強く実感せずにはいられません。

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収益性の維持と激しい競争の裏側

2019年3月期の業績を振り返ると、テナント取扱高は約48億円を記録していました。ここ数年は40億円台を維持しており、一定の集客は確保していたものの、爆発的な成長を見せるには至らなかったようです。ここで言う「テナント取扱高」とは、百貨店などの商業施設に入居している各店舗の売り上げを合算した数値のことで、施設の人気や活力を測る重要なバロメーターとなります。

また、埼玉県にある「川越モディ」についても、2020年1月31日をもって閉店することが決定しました。こちらは自社物件である特性を活かし、自ら小売店を運営する形から、今後はビル全体を賃貸物件として活用する不動産事業へとシフトする方針です。変化の激しい小売業界において、モノを売る「小売」から、場を提供する「賃貸」へとビジネスモデルを柔軟に転換させる姿勢は、非常に戦略的であると感じます。

京都マルイの閉店後、四条河原町交差点の一等地がどのように生まれ変わるのか、今後の動向が注目されます。長年親しまれた看板が消えるのは寂しいものですが、新しいライフスタイルを提案する拠点の誕生に期待したいところです。丸井グループが進める「売らない店」への変革など、次世代の商業施設の在り方を模索する動きは、今後さらに加速していくのではないでしょうか。

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