ミニストップの新業態「365table」が描く未来!冷凍食品と無人レジで攻める次世代コンビニの挑戦

看板メニューのソフトクリームをあえて封印するという、驚きの戦略を打ち出した新型店舗が誕生しました。コンビニチェーンのミニストップが2019年7月5日、東京・江東にオープンさせた「365table(サンロクゴテーブル)」です。ウッド調の落ち着いた外観からは、従来のコンビニらしさは微塵も感じられません。

この店舗はミニストップ初となる「無人レジ」を導入した小型実験店として、今大きな注目を集めています。働く女性や単身世帯が急増する現代社会において、どのような新しい価値を私たちに提供してくれるのでしょうか。実際に足を運んでみると、そこにはコンビニと食品スーパーが融合した、全く新しい空間が広がっています。

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スイーツなしの衝撃!冷凍食品と低価格戦略の裏側

ミニストップ最大の武器といえば、店内のキッチンで作られる「ハロハロ」などの本格スイーツですが、この店舗にはキッチンすら存在しません。その代わりを担うのが、圧倒的な品揃えを誇る冷凍食品や惣菜の数々です。忙しい毎日の食卓を支える「時短」へのニーズを、真っ正面から捉えようとする意図が明確に伝わってきます。

特筆すべきは、イオンのプライベートブランド(PB)である「トップバリュ」の低価格商品が豊富に並んでいる点でしょう。藤本明裕社長が「価格を食品スーパーの水準に合わせた」と語る通り、コンビニ特有の「定価販売」という常識を打ち破ろうとしています。高品質なものを安く手に入れたいという消費者の本音に寄り添っています。

SNS上でも「ミニストップなのにソフトクリームがないのは寂しいけれど、冷凍食品の充実ぶりは一人暮らしには神」「スーパー感覚で使えるから便利」といった期待の声が上がっています。ブランドの看板を隠してまで挑む姿勢には、変化の激しい小売業界で生き残るための、並々ならぬ覚悟が感じられますね。

24時間営業からの脱却とITによる効率化の行方

現在、コンビニ業界では「24時間営業の是非」が大きな議論を呼んでいますが、365tableはその課題にも切り込んでいます。この店舗は24時間営業を行わず、深夜帯のコストを削減。さらに3台の無人レジを設置することで、店員が品出しや清掃などの付加価値の高い業務に専念できる環境を構築しているのです。

無人レジとは、客が自分で商品のバーコードをスキャンして決済を行うシステムのことで、セルフレジとも呼ばれます。当初は操作に戸惑う高齢の方も見受けられたようですが、オープンから2週間も経てば次第に浸透してきたといいます。人手不足が深刻化する中で、こうしたIT技術の活用はもはや避けては通れない道でしょう。

2019年2月期に2期連続の赤字を計上したミニストップにとって、この実験店は単なる新店以上の意味を持ちます。主力のコンビニ事業を立て直すための「次なる柱」を模索する、いわば希望の種まきといえます。非24時間営業でもしっかりと利益を出せるモデルが確立されれば、業界全体のあり方を大きく変えるはずです。

個人的には、馴染み深いブランドがその強みを捨ててまで新しい形を追求する姿勢は、非常に勇敢だと感じます。利便性だけでなく「持続可能性」を重視したこの店舗が、私たちのライフスタイルをどう彩っていくのか、今後の展開から目が離せません。実験の結果が多店舗展開に繋がることを、一人の消費者として期待しています。

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