2019年11月29日、これからの時代を担う学生たちにとって、非常にエキサイティングなニュースが飛び込んできました。横浜市立大学と大手製薬会社のエーザイが、データサイエンス分野での人材育成や研究を後押しするべく「産学連携に関する基本協定書」を取り交わしたのです。
昨今よく耳にする「データサイエンス」とは、膨大な情報の中から数学やITの力を駆使して、ビジネスなどに役立つ価値ある法則を見つけ出す学問を指します。今回の協定により、学生が実際にエーザイのオフィスを訪問して現場の社員と直接意見を交わすという、貴重な学習の場が設けられることになります。
この画期的な取り組みに対し、SNS上でも「学生のうちから実際のビジネスデータに触れられるなんて羨ましい」「日本のIT人材不足解消への大きな一歩になるのでは」といった、期待を寄せる声が数多く上がっているようです。将来のキャリアを考える若者にとって、これ以上ない刺激となるでしょう。
生きたデータで学ぶ実践的な課題解決
横浜市立大学が力を入れているのが「PBL実習」と呼ばれる実践的な学習方法です。これは「課題解決型学習」とも訳され、教室で用意された講義を聴くだけでなく、学生自らが自発的に現実の複雑な問題に立ち向かい、解決策を模索するスタイルの授業を意味しています。
具体的には、「商品の購買層に偏りがある場合、それは市場全体の傾向なのか、それとも販売方法に原因があるのか」「ある特定の商品がヒットした本当の理由は何なのか」といったリアルな疑問に挑みます。統計学などの根拠あるデータを用いて、その要因や改善策を導き出していく試みですね。
また、学部生の実習にとどまらず、大学院の研究科とエーザイがタッグを組んでの共同研究も展開される運びとなりました。企業側にとっても、学生の柔軟な発想や最新の学術的アプローチを取り入れることで、社内だけでは気づけなかった新たなイノベーションの種を発見できるかもしれません。
私個人としては、このような企業と教育機関の垣根を超えた協力体制を大いに歓迎いたします。教科書に載っている綺麗に整えられたデータではなく、現場の「泥臭く複雑な生きた情報」を扱う経験こそが、真のプロフェッショナルを育てる最強のスパイスになると確信しているからです。
まずは現場のリアルな課題を知るためのフィールドとして、企業が学生に生きた学びの場を提供してくれます。データ駆動型の社会が加速していく中で、横浜市立大学とエーザイの挑戦がどのような素晴らしい成果を生み出すのか、今後の動向からますます目が離せませんね。
コメント