日本のインターネット業界に、歴史を塗り替える激震が走りました。ヤフーを傘下に持つZホールディングス(ZHD)と、国内最大級の対話アプリを運営するLINEが経営統合を果たすことが、2019年11月18日に正式発表されたのです。その株式交換時の試算規模は、なんと約1兆2000億円という破格の数字に達します。
今回のディールは、日本、アメリカ、韓国の3カ国をまたぐ壮大なプロジェクトであり、法務面でも国内4大法律事務所がすべて顔を揃えるという「オールスター陣営」が形成されました。SNS上でも「ついにGAFAに対抗できる国産勢力が誕生するのか」といった期待の声が止まず、その注目度の高さは計り知れません。
世界を動かす最強の戦略家たち
この巨大な統合を支えるアドバイザー陣の顔ぶれは、まさに圧巻の一言です。ZHDを支えるのは、米テクノロジー業界に精通した三菱UFJモルガン・スタンレー証券。一方、ソフトバンクは長年の信頼関係があるみずほ証券を起用し、各社が最強の布陣で交渉に臨んでいます。
また、LINE側は2016年のアメリカ上場時にも尽力したJPモルガン証券をパートナーに選びました。さらに親会社の韓国ネイバーは、中韓のIT業界で豊富な実績を誇るドイツ銀行グループを雇うなど、グローバルな知見を結集させています。こうした「財務アドバイザー」とは、企業の価値を評価し、複雑な契約を成立させる軍師のような存在です。
法務面でも「独占禁止法」という高い壁をクリアするため、森・浜田松本や西村あさひなど、日本を代表する法律事務所が名を連ねています。独占禁止法とは、特定の企業が市場を独占して公正な競争を妨げないように監視するルールのことで、今回の統合審査においても極めて重要なポイントとなるでしょう。
編集部が読み解く「新時代の覇権」への期待
私は、今回の統合が単なる規模の拡大に留まらず、日本社会のデジタルインフラを劇的に進化させると確信しています。検索・EC・決済のヤフーと、コミュニケーションのLINEが手を取り合うことで、私たちの生活はよりシームレスで便利なものへ変貌を遂げるはずです。
かつてはライバルとしてしのぎを削った両者が、世界的なプラットフォーマーに対抗するために団結する姿には、胸が熱くなるものがあります。法規制や文化の壁など乗り越えるべき課題は多いものの、この統合が日本のIT産業の再興を象徴する出来事になることを願ってやみません。
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