ボクシング元世界王者・久保隼、木村翔が王座奪還に失敗!「階級の壁」の厳しさを痛感したWBAダブル世界戦

2019年5月26日、中国・撫州で行われた世界ボクシング協会(WBA)ダブル世界タイトルマッチにおいて、元世界王者の久保隼選手と木村翔選手が、王座への返り咲きを懸けて挑みましたが、ともに完敗という厳しい結果に終わりました。両者が痛感したのは、わずか2キロに満たない「階級の壁」の厳しさだったようです。SNSでは「階級変更はやはり難しい」「フィジカルの差は埋まらない」といった、両選手へのねぎらいと、ボクシングの奥深さを語る声が上がりました。

元スーパーバンタム級世界王者の久保隼選手は、フェザー級に階級を上げて王者の徐燦選手(中国)に挑戦。久保選手にとって、リミットが1.8キロ重いだけの階級への挑戦でしたが、パワーの差を埋めることができず、5回にダウンを喫し、6回1分16秒でTKO負けを喫しています。久保選手自身も「今までで一番のダメージ。やっぱりフェザー級だなと思った」と、パワー差を敗因に挙げています。

一方、元フライ級世界王者の木村翔選手は、自身より1階級軽いライトフライ級で、無敗の王者カルロス・カニサレス選手(ベネズエラ)に挑みました。木村選手は栄養士をつけて減量を乗り切り、試合後の体調は良好だったと語っていますが、王者のフットワークを使った巧みな作戦の前に、持ち味である野性味あふれる攻撃を活かすことができず、0-3の判定負けという結果になりました。

木村選手自身は「12回戦えたし、体調は良かったので言い訳にならない」と階級変更の影響を否定しましたが、関係者からは「1つ階級を落とすのは難しい。どこかふわふわしている感じだった」という厳しい意見も出ています。日本ボクシング界では、複数の階級で王座を獲得する選手が増え、活躍の機会も広がっているものの、数キロ程度の体重差の調整が勝敗に直結する、ボクシングの厳しさを改めて示す結果となりました。

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