池袋が「大人の街」へ激変!水戸岡デザインの真っ赤な電気バス「IKEBUS」が2020年を見据え運行開始

東京の副都心・池袋の街並みに、ひときわ目を引く真っ赤な車両が登場しました。2019年11月27日、池袋駅周辺の観光スポットを周遊する新たな路線バス「IKEBUS(イケバス)」が運行を開始したのです。このプロジェクトは高速バス最大手のWILLER(ウィラー)が豊島区から運営を受託したもので、変貌を遂げる池袋の新しい顔として期待されています。

車両デザインを担当したのは、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」などで世界的に知られるデザイナーの水戸岡鋭治氏です。SNS上では「まるでおもちゃ箱から飛び出してきたような可愛さ」「制服までデザインされていて世界観がすごい」といった驚きの声が上がっており、国内外の観光客を魅了する準備は万端といった様子です。

現在の池袋は、8つの劇場を備えた「Hareza(ハレザ)池袋」の誕生など、文化を核とした大規模な再開発の真っ只中にあります。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けたインバウンド需要の高まりを見据え、街中に点在する魅力的なスポットをこの「イケバス」が結ぶことで、回遊性と利便性を飛躍的に高める狙いがあります。

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時速19キロの贅沢!環境に優しい10輪駆動のEVバス

「イケバス」の最大の特徴は、その走行性能と環境性能にあります。採用されたのは群馬県桐生市のシンクトゥギャザー製で、10個の車輪すべてを駆動させる電気自動車(EV)です。これは「グリーンスローモビリティ」と呼ばれ、時速20キロ未満で公道を走る環境に優しい移動手段として、今まさに全国で導入が進んでいる最新の仕組みです。

最高時速はわずか19キロメートル。駅周辺の繁華街をゆっくりと進む姿は、慌ただしい日常にゆとりを与えてくれます。運賃は大人1回200円で、20分間隔という高頻度な運行も魅力です。東口と西口を結ぶ2つのルートが用意されており、ハレザ池袋や南池袋公園といった新名所を巡る約20分の小さな旅を楽しむことができます。

編集者の視点から申し上げますと、あえて「ゆっくり走る」という選択は、車窓からの景色を楽しむ観光には最適です。これまで地方での観光MaaS(マース)——ITを活用して多様な移動手段を一つのサービスとして統合する概念——に注力してきたウィラーが、大都市池袋でどのような化学反応を起こすのか、その手腕から目が離せません。

宝塚からサブカルまで!「大人の街」へ脱皮する池袋の経済効果

ハレザ池袋には、アニメや動画配信などのサブカルチャーだけでなく、宝塚歌劇や歌舞伎、バレエといった本格的な舞台芸術が勢揃いします。1300席を誇る芸術文化劇場は、なんと3年先まで公演予約が埋まっているという盛況ぶり。豊島区は、この再開発による経済効果を全体で486億円とはじき出しています。

不動産専門家も「池袋は大人の街へと脱皮しつつある」と分析しており、高所得層や中高年層の来街も大幅に増える見込みです。2019年11月28日現在、ハレザ池袋の主要施設はすでに開業しており、2020年7月にはシネコンなども加わって完成形を迎えます。イケバスは、こうした「新しい池袋」を繋ぐ重要な血流となるでしょう。

私個人の意見ですが、路面電車(LRT)の導入には多額の費用と時間がかかりますが、このEVバスなら柔軟にルートを変え、低コストで街を活性化できます。京都丹後鉄道で培ったQRコード決済などの最新技術も順次導入される予定です。真っ赤な10輪バスが走る風景は、池袋を世界に誇れる「アートと文化の街」へと変えていくに違いありません。

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