千葉県に拠点を置くホームセンター大手、ケーヨーが大きな転換期を迎えています。「ケーヨーデイツー」でお馴染みの同社は、今後3年間で約70億円という巨額の投資を行い、郊外を中心とした約100店舗を劇的にリニューアルさせる計画を2019年10月30日に明らかにしました。
今回の改革の目玉は、これまでの一般消費者向けから「プロ向け」への大胆なシフトチェンジです。2019年2月28日時点での総店舗数177店のうち、実に6割に相当する店舗が、職人や農業従事者のニーズに応える専門性の高い拠点へと生まれ変わる予定となっています。
売り場の半分が専門資材に!DIYから本格建築までカバーする品揃え
具体的な改装内容を見ていくと、その本気度が伝わってきます。これまで売り場面積の3割程度だった工具や木材のコーナーを、一気に5割を超える規模まで拡大する方針です。まさに店舗の半分以上が「プロの仕事場」を支えるためのスペースとして再編されることになります。
特に注目すべきは、木材のラインナップの変遷でしょう。これまでは個人が趣味で楽しむ「DIY(Do It Yourself)」、つまり日曜大工用の小規模な資材が中心でした。しかし今後は、住宅建築の現場でそのまま使用できるような大型の建築資材まで幅広く取り扱う予定です。
SNS上では「近くのデイツーで本格的な資材が買えるようになるのは助かる」といった期待の声が上がる一方で、「家庭用品が減ってしまうのでは?」という戸惑いも見受けられます。利便性と専門性の両立が、今後のファン層拡大の鍵を握るのではないでしょうか。
個人的な見解を述べさせていただきますと、この戦略は非常に合理的だと感じます。ECサイトでの購入が難しい重量物や、現場で急に必要となる消耗品を扱う「プロショップ」としての機能強化は、リアル店舗が生き残るための最も力強い回答の一つと言えるはずです。
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