大阪万博から伊勢志摩へ直結!近鉄が放つ「夢の新型特急」が拓く国際リゾートの未来

2025年に開催を控える大阪・関西万博。そのメイン会場となる「夢洲(ゆめしま)」と、日本屈指の聖地「伊勢志摩」が一本のレールで結ばれようとしています。近鉄グループホールディングスは2019年11月13日、万博会場からダイレクトに観光拠点へ送り込む新型特急の開発計画を明らかにしました。

SNSでは「乗り換えなしで伊勢まで行けるのは神すぎる」「万博帰りに赤福が食べられる未来が見えた」と、利便性の向上に期待を寄せる声が相次いでいます。現在は3時間以上を要する移動時間が大幅に短縮される見込みで、まさに移動の概念を覆すプロジェクトといえるでしょう。

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技術の壁を打ち破る「ハイブリッド型」車両の衝撃

今回の目玉は、異なる集電方式を一本の車両でこなすハイブリッドな技術力です。夢洲へ延びる大阪メトロ中央線などは、レールの脇から電気を取る「第三軌条方式」を採用していますが、近鉄の主要路線は屋根の上の「パンタグラフ」から給電する方式となっています。

この規格の違いを克服するため、両方の集電装置を搭載した新型車両が投入される予定です。生駒駅で線路を繋ぎ、物理的な壁を突破するこの試みは、鉄道ファンの間でも「近鉄の本気を感じる」と話題になっています。技術的な制約を超えてでも、直通運転にこだわる執念が伝わりますね。

2019年4月から9月期の連結決算では、売上高が6134億円と前年同期比で2%増加し、営業利益も366億円と9%の増益を記録しました。令和への改元に伴う伊勢神宮参拝客の増加が追い風となっており、近鉄にとって伊勢志摩がいかに重要な牙城であるかが改めて証明された形です。

「国際リゾート」への脱皮とMaaSの導入

しかし、課題は訪日外国人の獲得です。大阪や京都のホテルでは宿泊客の半数以上を外国人が占める一方、伊勢志摩エリアではわずか4〜8%に留まっています。ポテンシャルは高いものの、アクセス面がネックとなり、世界の旅行者からは「少し遠い場所」と思われていたのかもしれません。

この状況を打破するため、スマホ一つで電車やバス、タクシーを予約・決済できる「MaaS(マース)」の実証実験も進められています。海女小屋や展望台といった、公共交通では辿り着きにくかった秘境スポットへも、ストレスなく足を運べる仕組み作りが急ピッチで行われているのです。

編集者の視点から言えば、この挑戦は1970年の大阪万博で「第二会場」を掲げて成功した歴史の再来を目指しているように見えます。かつての成功体験を現代のデジタル技術と融合させ、伊勢志摩を世界基準の観光地へアップデートできるか、今こそ近鉄のプロデュース力が試されています。

志摩スペイン村の再活性化や老朽化したホテルの建て替えなど、ハード面でのテコ入れも検討されており、2025年に向けてエリア全体が劇的に生まれ変わるでしょう。万博という追い風を味方につけ、三重の魅力が世界へ発信される日が今から待ち遠しくてなりません。

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