富士通が中途採用を300人に倍増!第二新卒枠の新設でIT業界の勢力図はどう変わる?

日本のIT業界を牽引する富士通が、2020年3月期の採用戦略を劇的にアップデートしました。当初は150人を予定していた中途採用の計画数を、なんと一気に2倍の300人へと引き上げると発表したのです。この大胆な舵取りは、現在の同社の好調なビジネス状況を如実に物語っているといえるでしょう。

特に注目すべきなのは、上積みされた150人のうち約100人を「第二新卒」などの若手層に充てるという点です。第二新卒とは、学校を卒業して一度就職したものの、数年以内に転職を希望する若手人材を指します。同社が中途採用において、特定の若手枠をこれほど明確に打ち出すのは史上初の試みであり、業界内でも大きな話題を呼んでいます。

これまでの富士通におけるキャリア採用は、特定の専門スキルを即座に発揮できる「即戦力」を重視する傾向が非常に強くありました。しかし、今回の発表では、経験の長さや過去の実績だけに縛られない柔軟な姿勢を見せています。異業種での経験を持ちながら、AI(人工知能)などの最先端のデジタル技術に情熱を燃やす若者を、広く迎え入れる構えのようです。

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なぜ今、未経験に近い若手人材を求めるのか

背景にあるのは、本業であるシステム開発事業の絶好調な推移です。2019年11月15日現在の状況を見ると、受注が積み上がり増収増益のサイクルに入っています。つまり、プロジェクトを動かす技術者の数さえ確保できれば、さらなる利益拡大が見込めるという「嬉しい悲鳴」が上がっている状態なのです。

これまでの保守的な採用基準では、急激に膨らむ人材需要を満たしきれないと経営陣が判断したのでしょう。そこで白羽の矢が立ったのが、ポテンシャルを秘めた第二新卒層です。育成に関しては、長年培ってきた新卒社員向けの教育ノウハウを転用できるという確信があるようで、未経験に近い人材でも一流のエンジニアへ育てる自信が伺えます。

SNS上では「富士通のような大手が変わるのは、若手にとって大きなチャンス」「他業種からITへ飛び込む最高の入り口になりそう」といったポジティブな声が目立ちます。編集部としても、終身雇用の崩壊が叫ばれる中で、大企業が若手の「学び直し」と「挑戦」を強力にバックアップするこの流れは、日本全体の労働流動性を高める素晴らしい一歩だと感じています。

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