2019年秋のテレビドラマ界は、まさに群雄割拠の戦国時代を迎えています。2019年10月28日から2019年11月3日にかけての視聴率ランキングが発表され、お茶の間の視線を釘付けにしている作品たちが明らかとなりました。今回、堂々の首位に輝いたのはNHK連続テレビ小説「スカーレット」です。2019年11月1日の放送回では、ついに大台となる20.0%を記録しました。戸田恵梨香さんが演じる主人公の情熱的な生き様が、多くの視聴者の心に火を灯しているようです。
インターネット上のSNSでも、放送時間に合わせてハッシュタグがトレンド入りするなど、その熱量は凄まじいものがあります。「毎朝元気をもらえる」「陶芸に打ち込む姿が神々しい」といった好意的なコメントが溢れており、安定した人気を誇っています。ここで言う「視聴率」とは、テレビを所有する世帯のうち、どれだけの割合がその番組をリアルタイムで見ていたかを示す指標ですが、録画視聴が普及した現代においても、20%という数字は国民的関心の高さを証明する圧倒的なブランド力と言えるでしょう。
不動の人気を誇るドクターXと相棒が上位を独占
民放勢も負けてはいません。第2位には「ドクターX・外科医・大門未知子」が18.1%でランクインしました。2019年10月31日の放送でも「私、失敗しないので」の名台詞は健在で、スカッとする展開が視聴者のストレスを解消してくれています。続く第3位は、同じくテレビ朝日の看板番組「相棒」が15.7%を記録しました。2019年10月30日の放送では、右京さんと亘の絶妙なコンビネーションが光り、長寿番組でありながら常に新鮮な驚きを与えてくれる構成力には、一メディア編集者として脱帽するばかりです。
これらのドラマが支持される理由は、一話完結の「様式美」にあると私は考えます。複雑な設定をあえて排除し、誰もが安心して楽しめる勧善懲悪の世界観は、仕事で疲れた現代人にとって、最も求められている癒やしのエンターテインメントなのかもしれません。SNSでも「これを見ないと一週間が終わらない」といった、ルーティン化された視聴習慣をうかがわせる投稿が目立っています。定番の強さが改めて浮き彫りになった結果と言えます。
グランメゾン東京や同期のサクラも二桁台で猛追
中盤戦を盛り上げているのは、木村拓哉さん主演の「グランメゾン東京」です。2019年11月3日の放送で11.8%を記録し、豪華な料理描写と熱い師弟愛が話題を呼んでいます。さらに、2019年10月30日に11.5%をマークした「同期のサクラ」は、忖度しない主人公の姿勢が若い世代を中心に「胸に刺さる」と大反響を巻き起こしています。どちらも妥協を許さないプロフェッショナルな姿を描いており、視聴者が自身の仕事観を重ね合わせることで、深い共感を生んでいるのでしょう。
6位以下のランキングを見渡すと、ミステリーからホームドラマまで多岐にわたるジャンルが揃っています。特に注目したいのは、2019年11月2日に8.4%を記録した「俺の話は長い」です。屁理屈ばかりのニートという異色の主人公ながら、会話のテンポの良さがクセになると評価を上げています。視聴率という数字以上に、作品の「質」で勝負する姿勢が感じられる今季のラインナップは、非常に見応えがあります。これからの展開から、一瞬たりとも目が離せそうにありませんね。
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