四国運輸局が発表した最新のデータにより、2019年10月の四国4県における新車販売が極めて厳しい局面を迎えていることが判明しました。四国全域での販売台数は、前年の同じ時期と比べて27.0%も落ち込む9828台にとどまり、これまで維持してきた好調なペースが7カ月ぶりに途絶える形となりました。
特に注目すべきは、統計として記録が残る1974年以降、10月の販売実績が初めて1万台のラインを下回ったという衝撃的な事実でしょう。2019年10月1日からの消費税率引き上げに伴う「駆け込み需要」、つまり増税前に購入を済ませようとする動きの反動が、予想以上に色濃く反映された結果と言えます。
内訳を確認すると、普通車などの「登録車」は30.9%減の4796台、黄色いナンバーの「軽自動車」も22.9%減の5032台と、いずれも大幅なマイナスを記録しています。登録車とは、排気量や車体の大きさが一定基準を超える車で、国への登録が必要な車種を指しますが、こうした高額商品ほど増税の影響を敏感に受けたのでしょう。
車種別のデータを見渡しても、貨物車を含めた全カテゴリーで2桁以上の減少率を叩き出しており、市場全体が冷え込んでいる様子が伺えます。比較的影響が軽微だった軽乗用車でさえ19.0%の減少となっており、四国のユーザーが財布の紐を固く締めている現状が浮き彫りになりました。
SNS上では「やはり増税の壁は厚い」「四国のような車社会でこの落ち込みは生活への影響が心配」といった、切実な声が数多く寄せられています。自動車は地方生活の生命線であるからこそ、この急激な冷え込みが地域経済全体に波及しないか、今後の推移を注視する必要があるはずです。
編集部としては、今回の減退は一時的な反動であると信じたい反面、長引く節約志向への警戒を強めています。メーカー各社には、税負担を補うような魅力的な新型車の投入や、所有から利用へと変わる新しいサービスへの期待が高まるでしょう。次月の数字が、市場の真の回復力を占う試金石となるに違いありません。
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