【速報】三越伊勢丹が「アナスイ」事業撤退を発表!2020年3月末に幕を閉じるブランドの軌跡と今後

ファッション業界に衝撃が走っています。三越伊勢丹ホールディングスは、2019年11月18日、アメリカの人気ブランド「アナスイ」の事業から2020年3月31日をもって撤退することを明らかにしました。これに伴い、全国に展開されている約10店舗の直営店はすべて閉鎖される見通しです。かつて原宿や新宿を彩ったあの独特な世界観が、一つの区切りを迎えようとしています。

SNSではこのニュースを受け、「青春の思い出が消えてしまう」「あの紫のショッパーを持てなくなるのが寂しい」といった、長年のファンによる悲しみや惜しむ声が次々と投稿されています。特に2000年代に学生時代を過ごした世代にとっては、アナスイは単なるブランド以上の、憧れの象徴だったことが伺えるでしょう。一方で、時代の移り変わりを感じる冷静な意見も見受けられます。

アナスイは、ニューヨーク出身のデザイナーが手掛ける女性向けファッションブランドです。日本では、1996年に当時の伊勢丹がライセンス契約(ブランドの名前やデザインを使う権利の契約)を締結し、国内展開をスタートさせました。蝶やバラをモチーフにしたアジアンテイスト漂うデザインは、瞬く間に若い世代の心を掴み、アジア全域へとその人気を拡大させていったのです。

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栄華を誇ったブランドが直面した厳しい市場の変化

2008年3月期のピーク時には絶大な支持を集めていた同事業ですが、直近の2019年3月期の売上高は当時の半分程度にまで落ち込んでしまいました。三越伊勢丹ホールディングスは経営の効率化を進めており、2018年にはアナスイを扱っていた子会社を清算するなど、構造改革を断行しています。こうした背景から、今回の事業終了という決断に至ったものと推測されます。

特に衣料品部門の苦戦が、撤退の大きな要因となったようです。一方で、コスメやフレグランスといった雑貨カテゴリーは現在も根強い人気を保っています。編集者としての視点で見れば、消費者の関心が「全身を同じブランドで固めるスタイル」から、より多様でカジュアルなものへと変化したことが、高価格帯の衣料品販売を難しくさせたのではないでしょうか。

ただし、全ての希望が断たれたわけではありません。三越伊勢丹側は、事業終了後も店内で特定のアイテムを通常のセレクト商品として販売し続ける可能性を示唆しています。2020年3月31日までは、各直営店で最後のラインナップを楽しむことができます。今のうちに、あの妖艶で美しい世界観をその目に焼き付けておくべきかもしれません。

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