デジタル広告の裏側で密かに横行し、企業の貴重な宣伝予算を食いつぶす「アドフラウド」という言葉をご存知でしょうか。これはネット広告詐欺とも呼ばれ、ボットなどを用いて不正にインプレッションやクリックを水増しする卑劣な行為を指します。こうした業界の闇に立ち向かうべく、対策ツールの開発を手掛けるPhybbit(フィビット)が、ベンチャーキャピタルなどから約3億2000万円という多額の資金調達を実施しました。
同社が提供するシステムは、最先端の人工知能(AI)を駆使して、人間では到底不可能なスピードで不審な挙動を検知します。2019年12月02日現在、すでに50社もの企業がこのサービスを導入しており、信頼の輪は着実に広がっているようです。SNS上でも「広告費がドブに捨てられるのを防げるのはありがたい」「AIによる自動ガードは心強い」といった、期待と安堵の声が数多く寄せられています。
今回の資金調達における最大の目的は、営業体制の抜本的な強化にあるといえるでしょう。現在は25名ほどで運営されている組織を、2021年01月を目標に46名体制へと倍増させる計画が進行しています。展示会への出展といった攻めの販促活動を加速させ、これまで対策が手薄だった層へも積極的にアプローチをかける構えです。人員の拡充により、さらなるサービスの質向上も期待できるのではないでしょうか。
特筆すべきは、月額9万円からという圧倒的なコストパフォーマンスの高さにあります。競合他社のツールと比較しても導入のハードルが低く、中小規模の広告主にとっても心強い味方となるはずです。人海戦術で不正を監視するには限界が来ている今、自動化された対策ツールの重要性は日に日に増しています。私個人としても、健全な広告市場を守るために、こうした技術革新が普及することは必須であると強く確信しています。
広告主と配信事業者の双方が安心してビジネスを展開できる環境こそが、インターネット文化の発展には欠かせません。Phybbitが掲げるAIによる防御壁は、欺瞞に満ちた不正クリックを一掃し、本来あるべき「広告の効果」を取り戻してくれるでしょう。今回の増資を機に、彼らがアドフラウド対策のスタンダードを確立していく姿から、今後も目が離せそうにありません。
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