【2019年12月5日の日経平均】米中協議の行方に揺れる市場、押し目買いの好機か?

2019年12月5日の東京株式市場では、日経平均株価が前日に引き続き値を下げる展開となりました。これまで連日のように過去最高値を更新し、絶好調を維持してきたアメリカの株式相場が調整局面、つまり上がりすぎた価格を適正に戻そうとする動きに入ったことが主な要因です。これを受けて日本市場でも、利益を確定させるための売り注文が出やすい状況が生まれました。

現在、市場の最大の関心事はアメリカと中国による貿易協議の行方です。両国の合意が当初の予想よりも遅れるのではないかという不安が、投資家たちの心に暗い影を落としています。ネット上のSNSでは「トランプ大統領の発言に振り回されるのはもう疲れた」といった溜息や、「しばらくは静観するのが賢明だ」という慎重な声が目立っており、楽観ムードは影を潜めている印象です。

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底堅さを見せた日本株と投資家たちの戦略

もっとも、市場がパニックに陥っているわけではありません。先行きを冷静に判断しようとする向きも多く、無理に売り急ぐような極端な動きは限定的だったといえるでしょう。この日の東証1部における売買代金は、概算で2兆673億円に達しました。これは実に6営業日ぶりに2兆円の大台を突破したことになり、市場のエネルギー自体は決して衰えていないことが伺えます。

特筆すべきは、日経平均が2万3000円の大台に近づく場面で見られた「押し目買い」の動きです。押し目買いとは、株価が一時的に下落したタイミングを絶好のチャンスと捉えて購入することを指します。午後の取引に入ると、日本を代表する企業であるトヨタ自動車などの主力株に対して買い注文が強まるなど、日本企業の基礎体力に対する信頼感は依然として根強いものがあります。

個人的な見解としては、現在の停滞はあくまで一時的な「深呼吸」のようなものだと考えています。米中関係という巨大な不確定要素はあるものの、売買代金が活性化している点はポジティブなサインです。短期的な変動に一喜一憂せず、優良な銘柄が安くなった瞬間を狙う投資家たちのしたたかさが、今の相場を支えているのではないでしょうか。

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