宮崎県の宮崎カントリークラブで開催されている国内女子ゴルフの今季最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップ」は、2019年12月01日に運命の最終日を迎えようとしています。多くのファンが固唾を呑んで見守る中、かつての賞金女王であるイ・ボミ選手が圧巻のプレーを披露しました。
この日のハイライトは何と言っても17番ホールで見せた、下り7メートルという極めて難解なラインのパットでしょう。ボールは左に大きく膨らむフックライン(打ったボールが左に曲がる軌道のこと)を描きながら、吸い込まれるようにカップへ沈みました。この劇的なバーディーを含め、計7つのバーディーを量産した彼女は、ついにリーダーボードの最上段へと躍り出たのです。
今大会で彼女と同じ組を回ったのは、社会現象を巻き起こしている渋野日向子選手でした。コースを埋め尽くすほどの大ギャラリーから送られる熱烈な視線に対し、イ・ボミ選手は「以前は『ボミちゃん』という声ばかりだったけれど、今日は『渋野ちゃん』でしたね」と、お茶目な冗談を交えて周囲を笑わせる余裕も見せています。
SNS上では「ボミの笑顔が戻ってきたのが何より嬉しい」「渋野とのデッドヒートは熱すぎる」といった歓喜の声が溢れ返っており、彼女の復活を待ち望んでいたファンの熱量が最高潮に達していることが伺えます。人気者の渋野選手に圧倒されることなく、自らのプレーに集中して結果を出す姿は、まさにトッププロの矜持と言えるのではないでしょうか。
2017年08月の「CATレディース」以来、約2年ぶりとなる通算22勝目を狙う彼女にとって、明日の2019年12月01日は特別な一日になるに違いありません。実力者がひしめく中で、プレッシャーを跳ね除けて女王の座を再び手にするのか。ゴルフ界の勢力図を塗り替えるような、歴史的な最終戦の行方から一瞬たりとも目が離せません。
コメント