2019年11月29日、宮崎県にある宮崎カントリークラブにて、国内女子ゴルフの今季最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップ」の第2ラウンドが開催されました。初日から注目を集める全英女子オープン覇者の渋野日向子選手は、この日も安定したプレーを披露しています。連日の「70」をマークし、通算4アンダーの140で3位タイという好位置をしっかりと守り抜きました。
賞金ランキング3位から逆転での年間最優秀選手(賞金女王)を目指す渋野選手にとって、この順位維持は非常に大きな意味を持ちます。首位との差はわずか3打となっており、残り2日間での逆転劇に期待が高まる展開と言えるでしょう。SNS上でも「しぶこの粘り強いゴルフに感動した」「明日からの猛チャージが楽しみすぎる」といった熱い応援コメントが溢れ、日本中のゴルフファンが彼女の動向を注視しています。
現在トップに立っているのは、2017年以来の大会制覇を虎視眈々と狙う台湾の実力者、テレサ・ルー選手です。彼女は3バーディー、1ボギーと着実にスコアを伸ばし、通算7アンダーで首位をがっちりとキープしました。2打差の2位には韓国のペ・ソンウ選手が続き、3位には渋野選手と並んで元女王のイ・ボミ選手が浮上するなど、国際色豊かな上位陣が火花を散らしています。
ここで注目したいのは、19歳の新星・古江彩佳選手の健闘です。彼女は通算3アンダーで単独5位につけており、若手世代の勢いを象徴するようなプレーを見せてくれました。一方で、賞金ランキングでトップを走る鈴木愛選手と、それを追う申ジエ選手は、共に1オーバーの17位タイと波に乗れない苦しい状況が続いています。女王争いの行方は、まさに混沌とした様相を呈してきました。
熾烈な賞金女王争いの行方と専門用語の解説
ゴルフにおける「賞金女王」とは、1シーズンのトーナメントで獲得した賞金額が最も多い選手に贈られる称号であり、プロゴルファーにとって最高の名誉の一つです。今大会の結果次第では、渋野選手がこの栄冠を手にする可能性が十分にあります。そのためには、首位を走るテレサ・ルー選手ら強豪を追い抜き、少しでも上位でフィニッシュすることが絶対条件となるのです。
また、今回の舞台である宮崎カントリークラブは、海風や特有の芝目が難しいとされる難関コースです。ここで記録された「アンダー」というスコアは、規定の打数(パー)よりも少ない打数で回ったことを意味し、非常に高い技術が求められます。渋野選手が2日連続でアンダーパーを記録したことは、彼女のショットの精度と精神的なタフさが、いかに世界レベルであるかを如実に物語っているのではないでしょうか。
私個人の見解としては、渋野選手の最大の武器はプレッシャーを楽しむような「笑顔」にあると感じます。最終戦という極限の緊張感の中で、彼女がどれだけ自分らしい攻めのゴルフを貫けるかが勝負の分かれ目になるはずです。鈴木愛選手や申ジエ選手が苦戦する中で、一気に差を詰めるチャンスが巡ってきました。週末、宮崎の空に「シブコスマイル」が弾ける瞬間を、私たちは目撃することになるかもしれません。
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