2019年12月08日、東京メトロが訪日外国人観光客の利便性を高めるための新たな一歩を踏み出しました。AI(人工知能)を駆使した自動応答システム、いわゆる「チャットボット」を活用した実証実験がスタートしています。これは、日本を訪れるゲストがよりスムーズに東京の街を楽しめるよう、テクノロジーで橋渡しをする試みです。
今回の実験で対象となるのは、観光客からの人気が特に高い銀座線の浅草駅から渋谷駅までの区間となります。専用のウェブサイトを通じて、複雑な駅の乗り換え情報や、周辺にある魅力的な観光スポットに関する疑問に英語で答えてくれる仕組みです。言葉の壁を感じることなく情報を得られるのは、旅先では非常に心強い味方になるでしょう。
このサービスには、東京・渋谷を拠点とするスタートアップ企業「ビースポーク」の技術が採用されました。チャットボットとは、まるで人間と会話しているような感覚で、入力した質問に対してコンピューターが即座に回答を提示するプログラムのことです。24時間いつでも気軽に質問できる柔軟性は、これからの観光案内において欠かせない要素となります。
東京メトロは、駅構内にQRコードを記載した案内ポスターを掲示し、利用者がスマートフォンから簡単にアクセスできるよう配慮しています。SNS上では「五輪を前に素晴らしい取り組み」「駅員さんの負担軽減にもなりそう」といった、デジタル技術の活用を歓迎するポジティブな声が広がっているようです。
編集者としての私見ですが、今回の試みは単なる効率化以上の価値があると感じています。2020年02月29日までの実験期間を通じて得られるデータは、多言語対応の質を飛躍的に向上させるはずです。AIが進化することで、私たち日本人も気づかなかった東京の魅力を、世界中の人々が再発見するきっかけになることを期待して止みません。
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