2019年12月08日、東京よみうりカントリークラブにて国内男子ゴルフの今季最終戦「日本シリーズJT杯」の決勝ラウンドが開催され、ゴルフ界の歴史を塗り替える劇的な幕切れとなりました。冷たい空気の中で熱い火花を散らしたのは、スタープレーヤーの石川遼選手です。首位と2打差の5位タイから出た彼は、粘り強いゴルフでリーダーボードを駆け上がり、詰めかけた観客を大いに沸かせました。
石川選手はこの日、7つのバーディーを奪う猛攻を見せ、通算8アンダーでホールアウトしました。同じく猛追を見せたブラッド・ケネディ選手とのプレーオフに突入しましたが、運命の3ホール目で鮮やかなバーディーを奪取し、4年ぶり2度目となる大会制覇を成し遂げました。この勝利は、2019年08月の長嶋茂雄招待セガサミー杯以来となる今季3勝目であり、ツアー通算では17勝目という輝かしい記録になります。
SNS上では「やはり遼くんが勝つとゴルフ界が盛り上がる」「プレーオフの集中力が凄まじかった」といった称賛の声が相次いでいます。特筆すべきは、28歳という若さで生涯獲得賞金が10億円を突破したことです。これはツアー史上最年少の快挙であり、彼が名実ともに日本のトッププロであることを改めて証明しました。国内メジャー3勝目を手にし、充実したシーズンを最高の形で締めくくったと言えるでしょう。
今平周吾が刻んだ金字塔!2年連続の賞金王誕生
優勝争いと並んで注目を集めたのが、シーズン全体の王者を決める賞金王争いでした。今平周吾選手は最終ホールのダブルボギーが響き、惜しくも1打差の3位に終わりましたが、今シーズンの獲得賞金を1億6804万円まで積み上げました。この結果、史上5人目となる「2年連続賞金王」という偉業を達成しています。優勝こそ逃したものの、年間を通じて発揮した抜群の安定感は、まさに王者の風格を感じさせるものでした。
賞金王とは、その年のトーナメントで獲得した賞金額が最も多い選手に贈られる称号で、プロゴルファーにとって最大の名誉の一つです。今回、逆転での王座奪還を狙ったショーン・ノリス選手は、優勝が絶対条件という厳しい状況の中で4位タイに留まりました。また、前年覇者の小平智選手や時松隆光選手は8位タイで終えており、最後まで誰が勝つか分からない緊迫した戦いが展開された大会となりました。
私個人の意見としては、石川選手の爆発的なスター性と、今平選手の揺るぎない安定感という、対照的な二人の強さが際立ったシーズンだったと感じます。若くして10億円の大台に乗せた石川選手には、今後も日本ツアーの顔としての活躍を期待せずにはいられません。また、2年連続で頂点に立った今平選手も、次はメジャータイトル獲得など、さらなる高みを目指してほしいと願っています。
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