2019年12月10日、冬の訪れとともに国家公務員の皆様へ待ちに待った冬のボーナス、いわゆる「期末・勤勉手当」が支給されました。一般行政職における平均支給額は68万7700円となっており、公務員を目指す方や民間企業に勤める方にとっても、その動向が注目を集める時期となっています。
今回の平均額を詳細に見てみますと、平均年齢35歳の職員を対象とした場合、昨年の冬と比較して2万2300円の減少となりました。額面だけを見ると「下がったの?」と感じるかもしれませんが、これには「給与法改正」という制度上の仕組みが深く関わっているのです。
支給額が変動した理由と給与法改正の仕組み
給与法改正とは、国会で決定される公務員の給与体系の見直しを指します。今回は夏と冬の支給月数の配分が見直されたことにより、冬の支給分が0.05カ月分減少して2.245カ月分となりました。しかし、年間を通した合計支給月数は、実は0.05カ月分増加しているという点は見逃せません。
SNS上では、このニュースに対して「安定していて羨ましい」という声がある一方で、「民間との格差を是正すべきだ」といった厳しい意見も飛び交っています。やはりボーナスの話題は、国民の生活実感と直結するため、インターネット上でも非常に熱量の高い議論が巻き起こりやすいテーマと言えるでしょう。
私個人の見解としては、公務員の待遇改善は優秀な人材を確保する上で必要不可欠な投資だと考えています。しかし、多くの国民が景気の回復を実感できていない現状では、こうした支給額の数字だけが独り歩きし、感情的な対立を生んでしまう状況は非常に惜しいと感じてやみません。
今回の微減はあくまで配分の調整によるものであり、年間のトータルではプラスに転じている事実は、もっと広く認識されるべきでしょう。2019年12月10日の支給を機に、私たちは改めて公的サービスの価値と、それを支える人々の対価について冷静に考える機会にしたいものです。
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