エプソンが放つ「小型分光カメラ」の衝撃!製造ラインの色検査を劇的に変えるMEMS技術の全貌

2019年12月10日、セイコーエプソンが製造業界に革命を起こす画期的なデバイスを発表しました。その主役は、驚異的な小型・軽量化を実現した「分光カメラ」です。これまで人間による目視に頼らざるを得なかった厳密な色検査を自動化できるとあって、SNS上では「エプソンの技術力に驚いた」「検査の質が劇的に上がりそう」といった期待の声が続出しています。

このカメラの最大の特徴は、一般的な「RGBカメラ」を遥かに凌駕する分析能力にあります。通常のカメラが光の3原色(赤・緑・青)だけで色を判断するのに対し、分光カメラは光を波長ごとに細かく分けて捉えます。これにより、人の目でも見分けがつかないような微細な色の差異や、製品表面のツヤ、コーティングのわずかなムラまでもが数値として可視化される仕組みです。

これまで分光カメラといえば、大型で高価なものが主流でした。そのため、製造ライン全体に導入するのは難しく、一部の製品を抜き取って検査室で確認する程度に留まっていました。しかし、エプソンが長年培ってきた「MEMS(メムス)」と呼ばれる微小電子機械システム技術が、その常識を打ち破ります。半導体加工のような精密な技術により、主要部品を驚くほど小さくすることに成功したのです。

スポンサーリンク

ロボットアームにも装着可能!圧倒的な汎用性が現場を救う

開発された新型カメラのサイズは、わずか横4センチ、縦7センチというコンパクトさです。重さも175グラムと非常に軽く、従来の分光カメラのイメージを完全に払拭しました。これほど小型であれば、スペースの限られた製造現場にも容易に設置できます。さらに、エプソンが得意とする小型ロボットのアーム先端に取り付けて、動きながらリアルタイムで検査を行うという使い方も現実味を帯びています。

具体的な性能としては、400ナノメートルから700ナノメートルまでの可視光領域を16種類もの波長に分けて識別可能です。これにより、衣料品の生地や化粧品の色味チェックはもちろん、接着剤がはみ出していないかといった外観検査までこなしてしまいます。2020年度中の商品化を目指しており、システム全体としての導入コストも、従来の分光カメラに比べて抑えられる見通しなのが嬉しいポイントでしょう。

私は、今回の開発が日本の「ものづくり」における信頼性をさらに一段階引き上げると確信しています。特にファッションや美容の分野では、ロットごとの微細な色の違いがブランド価値を左右しかねません。職人の勘や経験といった不確実な要素を、この小さなカメラが「確かなデータ」に変換してくれる意義は極めて大きいと言えます。

2020年3月期、エプソンのロボティクス事業は景気動向の影響で厳しい局面に立たされています。しかし、同社は2022年3月期までの中期経営計画において、ロボットを中核事業と据え、攻めの姿勢を崩していません。2019年12月18日から開催される「国際ロボット展」でもこのカメラが披露される予定で、独自のセンサー技術とロボットを融合させた「エプソン流」の逆襲が今まさに始まろうとしています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました