北海道の知の拠点である北海道大学の構内において、次世代を担うスタートアップ企業を強力にバックアップする動きが加速しています。中小企業基盤整備機構は、起業家たちの聖地とも言える支援施設「北大ビジネス・スプリング」にて、新たな入居企業の募集を開始すると発表しました。
今回募集されるのは、研究開発に没頭できる実験室仕様の1部屋です。広さは27平方メートルと、少人数のチームが集中してプロジェクトを進めるには最適なサイズ感と言えるでしょう。月額賃料は8万9980円に設定されており、大学の高度なリソースに隣接できる環境としては、非常に戦略的な価格設定となっています。
このニュースに対し、SNS上では「国立大学の敷地内で実験ができるのは大きなアドバンテージだ」「賃料を抑えて研究にリソースを割けるのはありがたい」といった、期待を寄せる声が目立っています。高度な設備を自前で用意することが難しいスタートアップにとって、こうした公的支援はまさに恵みの雨となるはずです。
イノベーションを加速させる充実のバックアップ体制
募集期間は2019年12月18日から2019年12月27日までという短期間の設定になっています。入居開始は2020年2月上旬以降を予定しており、新年度を前に新たな拠点でのスタートを切りたい企業にとっては、まさに絶好のタイミングと言えるのではないでしょうか。
そもそも「中小企業基盤整備機構(中小機構)」とは、国の中小企業政策を執行する中心的な機関です。資金面だけでなく、専門家によるアドバイスや販路開拓の支援など、多角的なサポートを提供してくれます。また、今回の「実験室仕様」の部屋は、化学やバイオ系など、特殊な設備を必要とする分野の企業にとって貴重な選択肢となるでしょう。
編集者としての私見ですが、近年の北海道では食やライフサイエンス分野での起業が活発化しており、大学と企業が手を取り合う「産学連携」の重要性は増す一方です。北大ビジネス・スプリングのような施設は、単なるオフィス貸しではなく、イノベーションが生まれる「 incubator(孵化器)」としての役割を果たすことが期待されます。
意欲ある挑戦者がこの場所から世界を変える技術を発信していく姿は、想像するだけで胸が熱くなります。締め切りまであまり時間がありませんが、北海道から未来を切り拓こうとする情熱的な起業家のみなさんには、ぜひこのチャンスを掴み取っていただきたいと切に願っています。
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