世界最高峰の舞台の一つ、全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women’s PGA Championship)の第1ラウンドが2019年6月22日に行われ、日本の横峯さくら選手が苦戦を強いられました。この日はスコアを伸ばせず、「ノーバーディー」という結果に終わり、彼女の表情には悔しさが滲んでいました。激しい雨が降るコンディションの中でプレーを続けた横峯選手は、スコアメイクの難しさを痛感したようです。
特に序盤でつまずいたことが、流れを悪くしてしまった要因だと振り返っています。スタートホールである10番でティーショットを左に曲げてしまい、そこから安全策を選んだにもかかわらず、3打目のアプローチショットもグリーンオーバーとなってしまいました。このホールをボギーとしてしまったことで、勢いをつけられなかったのでしょう。さらに12番、17番でもボギーを喫し、厳しい立ち上がりとなりました。
しかし、横峯選手の真骨頂はここからです。悪天候による風と雨が吹き荒れる後半戦では、彼女の卓越した技術と精神力が光りました。全てのホールでパーをセーブし、これ以上のスコア悪化を食い止め、踏みとどまりました。これは、メジャー大会のようなタフなセッティング(コースの難易度を高めるための調整)や悪条件下で、いかに集中力を保ち続けるかが重要であるかを教えてくれますね。
一方で、悔やまれる場面もありました。パー5の3番ホールでは、3打目をピンのわずか1メートル上につける見事なアプローチを披露しましたが、惜しくもバーディーパットを決められなかったのです。このパットは下りのライン(カップに向かってボールが下る傾斜)だったため、彼女は「ジャストタッチ」(ボールがカップの縁をかすめる程度の弱めの力加減)を意識したそうですが、「しっかり打つべきだった」と反省の弁を述べています。僅かなタッチの差がスコアに直結するのが、このレベルのゴルフの厳しさでしょう。
この日の横峯選手の結果を受けて、SNSでは多くのファンが彼女を激励するメッセージを発信しています。特に悪条件の中で後半を全てパーで乗り切った粘り強さを評価する声が多く、「明日こそ巻き返して!」といった応援コメントが目立ちました。ゴルフは2日目以降でガラリと流れが変わるスポーツです。トッププロの横峯選手が、こうした逆境の中でどう立ち向かうのか、多くの人が注目している様子が伺えます。
予選通過がかかる第2日に向けて、横峯選手は「自分のやるべきことをしっかりやりたい」と前向きな姿勢を崩していません。彼女のいう「やるべきこと」とは、目の前の1打に集中し、戦略的なゴルフを徹底することに他なりません。全米女子プロゴルフ選手権のような大きな舞台で、初日の出遅れを取り戻すためには、彼女の経験と技術が不可欠でしょう。日本のファンとして、横峯選手の明日からの活躍に期待しましょう。
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