将棋界に激震!西山朋佳が里見香奈を破り初の女流三冠へ、奨励会三段の怪物が魅せた圧倒的攻め

将棋界の歴史が塗り替えられる、衝撃の瞬間が訪れました。2019年12月04日、東京都渋谷区にある将棋会館にて指された第9期リコー杯女流王座戦五番勝負の第4局は、挑戦者の西山朋佳女王が里見香奈女流王座を144手で下し、シリーズ成績3勝1敗で悲願の「女流王座」の称号を手にしました。

11月に獲得した女流王将に続く今回の奪取劇により、西山新女流王座は若干24歳にして三冠を達成しています。彼女はプロ棋士養成機関である「奨励会(しょうれいかい)」の三段に所属しており、実は制度上の「女流棋士」ではありません。しかし、今回の勝利で奨励会員として出場可能な全女流棋戦の頂点を制するという、前代未聞の快挙を成し遂げたのです。

SNS上では「西山さんの破壊力が凄まじすぎる」「ついに三冠か、時代の変わり目を感じる」といった驚きと称賛の声が溢れかえっています。特に、女性初のプロ棋士(四段)を目指す彼女の圧倒的な勝負強さには、多くのファンが熱い視線を送っており、今後の将棋界の勢力図を大きく変える存在として期待が高まっているのでしょう。

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飛車を捨てる決断の攻め!激闘の末に掴んだ栄冠

対局を振り返ると、先手の里見前女流王座が「居飛車(いびしゃ)」を採用したのに対し、西山新女流王座は得意の「三間飛車(さんげんびしゃ)」で応戦する対抗形の戦いとなりました。盤面の右側で激しい競り合いが続く中、62手目に西山女王が放った「4五飛」という飛車を切る強襲が勝負の決定打となります。

「飛車を切る」とは、最強の駒である飛車をあえて相手に渡す代わりに、速度や攻めの形を優先する極めて攻撃的な戦術です。里見前女流王座も懸命な粘りを見せましたが、西山さんの正確かつ鋭い攻めが上回りました。終局時、里見さんが残り1分まで追い詰められたのに対し、西山さんは54分も残すという圧勝ぶりです。

敗れた里見さんは、9月に清麗の座を射止めて史上初の女流六冠という偉業を達成したばかりでした。しかし、今回の失冠で四冠へと後退することになります。絶対女王と呼ばれた彼女に土をつけた西山さんの台頭は、まさに「戦国時代」の幕開けを予感させます。お互いを高め合う二人のライバル関係こそが、現代将棋の醍醐味だと言えるでしょう。

西山新女流王座は対局後、「里見さんとの対局を通じて見えた自分の弱点を意識したシリーズだった」と謙虚に語りました。自身の課題を克服し、最強の敵を打ち破った彼女の進化には目を見張るものがあります。プロ棋士という未踏の地へ向かう彼女の挑戦は、まだ始まったばかりであり、私たちはその目撃者になれる幸せを噛み締めるべきです。

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