2019年12月04日、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会において、来夏の東京五輪におけるマラソンおよび競歩の開催日程が正式に承認されました。注目を集めていた開催期間は、大会のクライマックスを迎える2020年08月06日から09日までの4日間に決定しています。当初は7月末から分散して実施される計画でしたが、最終盤に凝縮されたことで、札幌の街が五輪ムード一色に染まる熱い4日間となりそうですね。
今回の決定では、競技の拠点となる発着地点が「大通公園」となることも併せて発表されました。札幌の中心部に位置するこの公園は、市民の憩いの場として親しまれており、世界最高峰のアスリートがここから駆け出す姿は圧巻でしょう。また、当初は午前06時開始とされていたマラソンのスタート時刻ですが、東京に比べて気温が低い札幌の気象条件を考慮し、午前07時へと1時間繰り下げられることになりました。選手のコンディション維持には朗報といえます。
SNS上では「チケットなしで沿道から無料で観戦できるのは嬉しい」といった喜びの声が上がる一方で、「一気に開催されると混雑が凄そう」と警備やインフラを心配する意見も見受けられます。確かに、短期間に5種目が集中することで、運営側の負担は増すかもしれませんが、競技団体側の「スタッフや選手の移動負担を減らしたい」という要望が汲み取られた形です。現場の効率を優先したこの判断は、大会の成功において極めて合理的な選択だと私は考えます。
コース選定の現状と今後の展望
一方で、マラソンの詳細な走行ルートについては一部で結論が先送りとなっています。現時点では、コース前半の約20キロメートル分を、毎年恒例の「北海道マラソン」のルートを基に市内を1周する案で合意に至りました。しかし、2周目以降をどのような構成にするかについては、競技団体が2019年12月中旬までに現地調査を行った上で最終決定を下す見通しです。この「コース未定」の状態が、選手たちの調整にどう影響するかが懸念されます。
ちなみに、今回採用が検討されている「北海道マラソン」のコースとは、例年8月の真夏に札幌で開催される国内唯一の本格的なフルマラソン大会のルートを指します。起伏が少なく走りやすい一方で、北海道特有の強い日差しがランナーを苦しめることもある難コースです。世界中のエリートランナーたちが、この北の大地でどのような戦略を練ってくるのか、ルートの全貌公開が待たれます。
オリンピックという巨大なイベントが、開催まで1年を切った段階で会場変更という異例の事態に見舞われましたが、着々と準備は進んでいます。2020年08月08日に女子マラソン、そして大会最終日の09日には男子マラソンが行われ、五輪のフィナーレを飾る予定です。札幌が舞台となる「歴史的な4日間」を、私たちはその目に焼き付けることになるでしょう。運営と競技の両面で、最高の結果が出ることを期待して止みません。
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