2019年12月6日、青森のビジネスシーンに大きな衝撃が走りました。青森銀行は、自社らが出資を行う地域貢献ファンドの記念すべき投資第1号案件として、ITベンチャーの「フォルテ」を選出したと発表したのです。投資額は3000万円にのぼり、地域経済の活性化を担う期待の星として注目を集めています。
今回、資金を託されたフォルテは青森市に拠点を置く企業で、リチウム固体電池の開発で知られています。SNS上では「地元のベンチャーが評価されるのは嬉しい」「未来のエネルギー革命が青森から始まるかもしれない」といった、期待に満ちた声が次々と寄せられました。
安全性と効率を両立するリチウム固体電池の可能性
フォルテが手掛ける「リチウム固体電池」とは、従来の電池の常識を覆す画期的なテクノロジーです。通常のリチウムイオン電池は内部に「電解液」という液体を使用していますが、これを燃えにくい固体の物質に置き換えたものが固体電池と呼ばれます。
この技術の最大のメリットは、液漏れによる発火リスクを克服し、安全性を飛躍的に高めた点にあるでしょう。さらに、小型化や長寿命化も実現できるため、まさに次世代のエネルギー源です。私自身の見解としても、この安全性向上はウェアラブル端末の普及において不可欠な要素だと確信しています。
投資された資金は、この電池の事業化に向けた設備投資や優秀な人材の確保、そして販路拡大に充てられる予定です。同社は将来的な新規株式公開(IPO)、つまり証券取引所への上場も視野に入れており、その成長スピードからは目が離せません。
地域金融が支えるベンチャーの夢と未来
今回の投資を支えるのは、2019年3月に設立された「あおぎん地域貢献投資事業有限責任組合」です。青森銀行とゆうちょ銀行がそれぞれ1億5000万円を、運営を担う辻・本郷ビジネスコンサルティングが300万円を出資して構成されています。
地方銀行が単なる融資にとどまらず、投資という形でリスクを共に背負う姿勢は、地方創生の新しい形と言えるでしょう。超薄型加工が可能なこの電池は、衣服のように身に着けるウェアラブル市場での新活用も期待されており、青森発の技術が世界のスタンダードになる日も遠くないはずです。
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