私たちの生活に欠かせないインフラとなったLINEが、新たな一歩を踏み出しました。2019年12月16日、日常生活で発生する法的な困りごとを気軽に専門家へ相談できる新サービス「LINE 弁護士相談」の提供が開始されたのです。今の時代、法律の問題は決して他人事ではありません。
昨今ではフリマアプリでのユーザー間トラブルや、SNSへの不用意な投稿による肖像権侵害といった問題が急増しています。こうした背景を受け、LINEは法律相談のプラットフォームを運営する弁護士ドットコムや日本法規情報とタッグを組み、約1000名もの専門家とユーザーを繋ぐ窓口を設置したのです。
このサービスの最大の魅力は、匿名で利用できる専用掲示板です。自分の悩みを投稿すれば、7日以内に現役の弁護士から具体的なアドバイスを受け取ることができます。公開された相談内容はSNS上でも「これならハードルが低い」「匿名なのが助かる」と、早くも大きな反響を呼んでいるようです。
過去の事例も学びになる「サポートプラン」の全貌
もし、より深く情報を集めたいのであれば、有料の「サポートプラン」も見逃せません。30日間で300円という非常にリーズナブルな価格設定ながら、過去に蓄積された約25万件もの膨大な相談データにアクセスが可能です。自分と似たケースを検索することで、迅速に解決の糸口が見つかるでしょう。
ここで注目したいのは、デジタルネイティブ世代の権利を守る姿勢です。肖像権とは、自分の容姿を勝手に公表されたり利用されたりしない権利のことですが、無意識のうちに侵害してしまうケースも少なくありません。こうした「知らなかった」では済まされない事態を防ぐための解説も、本サービスでは期待されています。
さらに、2020年の春には大きなアップデートが予定されています。なんと、弁護士とユーザーがLINE上で直接1対1のやり取りを行える機能が導入される見込みです。わざわざ法律事務所の門を叩く必要がなく、トーク画面で完結する仕組みは、司法のあり方を劇的に変えていくに違いありません。
メディア編集者としての視点から言えば、このサービスは単なる相談窓口以上の価値を持っています。法的なトラブルは、放置すれば人生を左右する問題に発展しかねません。LINEという身近なツールが盾となり、個人の権利を守る意識が社会全体で向上していくことは、健全なネット社会の実現に寄与するはずです。
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