志願者数日本一!近畿大学学長が語る「想像力」の原点と2025年大阪・関西万博への熱き使命感

「早慶近」という大胆なキャッチコピーや、世界初の完全養殖で知られる「近大マグロ」など、型破りな発想で注目を集め続ける近畿大学。2019年12月18日現在、志願者数で6年連続日本一に輝く同大の躍進を支えるのは、学長・細井美彦氏の揺るぎない「想像力」です。

細井氏の原体験は、遠洋航路の船長を務めていた父親が持ち帰る、異国の品々にありました。例えば、オーストラリアの本物のブーメラン。プラスチック製とは一線を画す重厚感に触れ、幼少期の彼は「これは一体どうやって作られたのか」と、見ぬ世界へ思いを馳せていたのです。

そんな彼に決定的な衝撃を与えたのが、1970年の大阪万博でした。黒電話が当たり前だった時代に、無線電話やテレビ電話といった「未来の萌芽」が目の前に広がっていたのです。当時の驚きが、50年後の今、スマートフォンとして日常に溶け込んでいる事実に、氏は深い感銘を覚えています。

SNSでは「近大の攻めの姿勢は、このワクワク感から来ているのか」と納得の声が広がっています。単なる教育機関の枠を超え、エンターテインメント性すら感じさせる近大のスタイルは、こうした「未来を信じる力」に裏打ちされていると言えるでしょう。

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自立心が育んだ研究者への道と、知のフロンティア

京都大学農学部へ進学した細井氏は、学生運動の嵐の中で「答えは自分で見つけるもの」という過酷ながらも貴重な教訓を学びました。講義がストップする中、自ら調べ、思考し、道を切り拓くしかなかった環境が、彼の研究者としての背骨を形成したのです。

本庶佑氏や吉野彰氏といったノーベル賞受賞者たちも、同じ時代を生き抜き、不自由な環境をバネに世界的な偉業を成し遂げました。現代のように情報が溢れ、何でも手に入る豊かな時代だからこそ、内側から湧き上がる「これがやりたい」という強い動機が重要になります。

ここで言う「モチベーション」とは、単なるやる気ではなく、未知の領域に挑むための「知的渇望」です。編集部としても、至れり尽くせりの教育環境よりも、少しの「余白」がある環境こそが、学生の野生の知性を呼び覚ますのではないかと強く感じます。

2025年の節目へ:グローバルな競争が日本を変える

2025年には、大阪・関西万博の開催と近畿大学創立100周年という二つの大きな節目が重なります。細井学長が描く未来図は、インバウンドの増加を追い風にした、大学の徹底的なグローバル化です。多様な文化が混ざり合う刺激こそが、学生の競争心を煽ります。

「グローバル化」とは、単に英語を話すことではありません。異なる価値観を持つ人々と同じ土俵で競い、相互に高め合う状態を指します。留学生が日本で存分に活躍できる土壌を作ることで、国内の学生も必然的に「世界基準」で物事を考えるようになるはずです。

アジアの窓口としての役割を果たす関西において、近畿大学はまさに「意欲を加速させるバネ」になろうとしています。50年前の万博が細井少年に夢を与えたように、次なる万博と大学の改革が、次世代の若者たちにどんなファンタジーを現実として見せるのか、期待が高まります。

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