日本の先端技術を支える真空技術のパイオニア、株式会社アルバックから、2020年という新たな節目に向けた重要な人事異動が発表されました。2019年12月19日に公開された情報によると、来る2020年01月01日付で、同社の成長エンジンを担う事業部や製造部門に新たなリーダーが着任します。
今回の人事の目玉は、FPD・PV事業部長に抜擢された清水康男氏の執行役員就任でしょう。FPDとは「フラットパネルディスプレイ」、PVは「フォトボルテイク(太陽電池)」を指す専門用語です。スマートフォンやテレビの画面、そして再生可能エネルギーの主役である太陽光パネルの製造装置を統括する、非常に重責なポストといえます。
また、製造センターの生産技術部門には、半導体装置事業部で設計を担当していた福川幸司氏が着任します。設計の視点を持つプロフェッショナルが製造現場に加わることで、同社のものづくりにさらなる「深化」がもたらされることが期待されます。現場の効率化は、グローバル競争における最大の武器になるはずです。
ネット上では、この新体制に対して「半導体やディスプレイ業界が変化する中での攻めの人事だ」といった期待の声や、「設計から製造現場への異動は、技術の融合を狙っているのではないか」という鋭い考察が見られます。企業の血液ともいえる人事が、どのように製品へ反映されるのか注目が集まっています。
個人的な視点ですが、複雑化するハイテク業界において、部門間の壁を壊すような人事配置は非常に賢明な判断だと感じます。清水氏のような事業成長を牽引する力と、福川氏のような技術の橋渡しをする力が噛み合うことで、アルバックは2020年代の市場をリードしていく存在になるのではないでしょうか。
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