【Sun*】農林中金から10億円調達!世界を舞台にIT人材不足を解消する「クリエイティブスタジオ」の野心的な挑戦

2012年の創業以来、堅実に黒字経営を続けてきたSun*(サンアスタリスク)が、ついに大きな勝負に出ました。2019年12月20日、同社は農林中央金庫を引受先とした第三者割当増資により、約10億円という巨額の資金調達を実施したことを発表しています。これは特定の投資家に新株を割り当てる手法で、同社にとっては初の外部資本導入となります。

このニュースに対し、SNSでは「ついにSun*が動いたか」「ベトナムの精鋭エンジニアの力は本物だから、世界展開が楽しみ」といった期待の声が寄せられています。2020年初めまでに総額20億円規模の調達を見込んでおり、小林泰平CEOは「大規模な投資によって、現在の成長スピードをさらに加速させたい」と、その熱い意気込みを語ってくださいました。

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スタートアップの救世主となる「クリエイティブスタジオ事業」

Sunの柱となるのが、エンジニアの専門知識と資金の両面で企業を支える「クリエイティブスタジオ事業」です。革新的なアイデアを持つスタートアップ企業にとって、優秀な開発者の確保は死活問題でしょう。しかし、設立間もない企業には高額な報酬を支払う余力がないことも珍しくありません。そこで、Sunは自社のエンジニアを派遣するだけでなく、自らも出資を行います。

対価として株式を取得するこのモデルは、いわば「伴走型の投資」と言えるでしょう。2019年12月20日時点で、すでに20社近い支援実績があり、支援先の企業価値は目覚ましい成長を遂げているそうです。調達した資金を背景に、2022年にはこの事業の売上高を、2019年見通しの約3倍にあたる100億円まで引き上げるという、非常に挑戦的な目標を掲げています。

ベトナムから世界へ!国境を超えるIT人材育成のネットワーク

もう一つの大きな武器が、東南アジアを中心とした人材育成事業です。2013年からベトナムの主要大学と提携し、高度なITスキルと日本語を同時に習得できる独自のカリキュラムを提供してきました。小林CEOが「日本のトップ大学の学生と比較しても全く遜色ない」と断言するほど、現地で育つ学生たちのポテンシャルは計り知れないものがあります。

現在、提携校は5大学まで広がり、1500人もの学生が未来のエンジニアを目指して励んでいます。今後はフィリピンやマレーシア、さらには南米のブラジルやペルーへと、この教育プラットフォームを横展開していく計画です。深刻なIT人材不足に悩む日本にとって、彼らのような「グローバル・タレント」を受け入れる仕組みは、まさに救世主となるに違いありません。

農林中金が認めた、社会課題を解決するビジネスの価値

今回の出資元である農林中央金庫は、60兆円を超える資金を運用する国内屈指の機関投資家です。そんな巨大組織が、未公開株への投資第1号案件としてSun*を選んだ事実は、同社の信頼性を物語っています。単なる収益確保だけでなく、農林中金の取引先が抱えるデジタルトランスフォーメーションの課題解決においても、両者の連携が期待されています。

編集者の視点から見ても、Sun*の強みは「教育」と「開発」を垂直統合している点にあると感じます。人材を育てるだけでなく、その力が発揮される場までをトータルでデザインする姿勢こそが、彼らを唯一無二の存在にしているのでしょう。将来の新規株式公開(IPO)を見据えた今回の大型調達は、日本のスタートアップエコシステム全体を底上げする起爆剤になるはずです。

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