2019年12月21日、投資家たちが熱い視線を注ぐ最新の「QUICK月次調査(株式)」の結果が明らかになりました。今回の調査によれば、証券会社などのマーケット専門家124人が予測した2019年12月末の日経平均株価は、平均値で2万3391円に達しています。これは、前月の2019年11月に実施された調査時点の予想値である2万3272円を上回っており、市場には緩やかな上昇を期待するポジティブな空気が漂っているといえるでしょう。
SNS上では、この強気な予測に対して「いよいよ年末の掉尾の一振(とうびのいっしん)が期待できるのではないか」といった期待の声が目立ちます。掉尾の一振とは、年末にかけて株価が上昇する現象を指す相場格言ですが、まさにその格言を裏付けるようなデータです。一方で、米中貿易摩擦の行方など、不透明な外部要因を懸念して「慎重に見守るべきだ」という冷静な意見も散見され、投資家の心理は期待と警戒が入り混じった繊細な状態にあることが伺えます。
私個人の見解としては、専門家の予想値が切り上がっている事実は、実体経済の底堅さを反映した妥当な変化だと捉えています。特に2019年12月3日から2019年12月5日にかけて行われた今回の調査期間中の熱量を考えると、投資家は目先の利益確定売りをこなしつつも、さらに上値を追う準備を整えているように感じられます。単なる楽観論ではなく、データに基づいた裏付けがあるからこそ、この数字には重みがあるのではないでしょうか。
2020年に向けた株価のゆくえと専門家の視点
中長期的な視点に目を向けると、専門家たちの予測はさらに興味深い広がりを見せています。2020年2月末の平均予想は2万3366円と微減するものの、2020年5月末には2万3659円まで回復する見通しです。特筆すべきは強気派の勢いで、最大値としては2万8000円という非常に高い目標を掲げる回答も飛び出しました。これは、東京オリンピック開催を控えた日本経済への強い信頼感が背景にあるのかもしれません。
一方で、下値を警戒する声も根強く、2020年5月末の最小値予想は1万7000円と、弱気派と強気派の間で1万円以上の開きがある点には注意が必要です。このように「日経平均株価(日本の代表的な225社の平均株価)」の予測が分かれるのは、それだけ先行きが複雑であることを示唆しています。また、東証株価指数(TOPIX)についても、2020年5月末には1732.87まで上昇する予測となっており、市場全体に資金が流入する流れは継続しそうです。
投資において大切なのは、こうした「平均値」を絶対視するのではなく、最大値と最小値の幅、すなわちリスクの大きさを把握することです。今回の調査結果は、2019年の締めくくりに向けた素晴らしい道標となりますが、同時に急な変動にも対応できる柔軟な姿勢が求められるでしょう。輝かしい2020年を迎えるために、この数字をどう読み解き、自身の戦略に落とし込むかが、賢い投資家への第一歩となるはずです。
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