2019年12月24日のクリスマスイブを迎えた兜町では、日本株の未来を占う重要な「節目」に熱い視線が注がれています。投資家たちが固唾を飲んで見守るその数字こそが、日経平均株価の2万4150円という水準です。このラインを突破できるかどうかが、今後の相場がさらなる高みを目指すのか、あるいは調整局面入りするのかを決める大きな鍵を握っていると言っても過言ではありません。
なぜこの特定の数値が重要視されているのか、その理由は過去の値動きを分析するテクニカル分析の理論に隠されています。具体的には、2018年12月25日に記録した安値の1万9155円に対して、2017年9月から2018年10月までの上昇幅である4995円をそのまま上乗せした計算値となっているのです。相場には過去と同じリズムを繰り返す性質があるとされており、この水準を抜けることで「上昇の勢いが本物である」と証明されます。
SNSや個人投資家のコミュニティでも、この「2万4150円」というワードは頻繁に飛び交い、期待と不安が入り混じった投稿が目立ちます。もしここを明確に更新できれば、市場には「新しい上昇トレンドが発生した」という確信が広がるでしょう。SMBC日興証券の吉野豊氏は、これを達成すれば2020年前半にかけて、非常に力強い買いが先行する強気相場が訪れる可能性が高いと分析されています。
黄金比率が示唆する驚愕の上値余地と「三尊天井」の懸念
さらに驚くべきことに、この節目を超えた先には「黄金比率」による壮大なターゲットが控えています。これは1989年の史上最高値からバブル崩壊後の最安値までの下落幅に対し、人間が最も調和を感じるとされる61.8%の戻り幅を考慮したものです。この計算に基づくと、日経平均は2万6740円付近まで上昇する余地が出てきます。こうした理論的な根拠は、強気の投資家にとって非常に魅力的なシナリオとして映るはずです。
しかし、楽観視ばかりはしていられません。もし2万4150円を突破できずに失速した場合、チャート上では「三尊天井(さんぞんてんじょう)」という不吉な形が完成してしまいます。これは中央の高値を挟んで左右に山ができる形状で、仏像が三体並んでいるように見えることから名付けられました。一般的には上昇相場の終焉を告げる典型的な売りサインとして知られており、2018年に二度も跳ね返された経緯があるため、警戒感も根強く残っています。
私個人の見解としては、現在の市場環境を鑑みると、この節目を巡る攻防こそが「令和最初の大勝負」になると感じています。テクニカルな数値は単なる計算の結果ではなく、そこに集まる投資家の心理そのものが反映されたものです。2020年という新しい年を目前にして、日本株が過去の呪縛を解き放ち、次なるステージへと飛躍できるのか。まさに今、私たちは歴史的な転換点に立ち会っているのではないでしょうか。
コメント