2019年12月23日、宮崎県に温かなニュースが舞い込みました。地元企業の米良電機産業が、宮崎県総合運動公園の命名権(ネーミングライツ)を取得したのです。河野俊嗣知事から同社へ通知書が手渡され、新たな公園の歩みが公式にスタートしました。命名権とは、施設に名称を付与する権利を企業が購入し、その対価を運営費に充てる仕組みを指します。通常は宣伝のために自社名を冠するのが一般的ですが、今回の契約には全国を驚かせる異例の判断が含まれていました。
驚くべきことに、米良電機産業は取得した愛称に自社の名前を一切入れない方針を打ち出しました。県によると、高額な費用を投じながら企業名を露出させないケースは非常に珍しいとのことです。同社は公園全体と園内5施設の名称に、宮崎のキャッチフレーズである「ひなた」を採用します。SNS上では「地元愛が深すぎる」「これこそ真の社会貢献だ」といった称賛の声が相次いでおり、広告効果よりも地域の一体感を優先する企業の姿勢に多くの県民が感銘を受けています。
公募で決まる新しい愛称!みんなで創るスポーツの聖地
今後の展開として、2020年1月から総合運動公園や陸上競技場、武道館の愛称の後半部分を広く一般から募集する予定です。決定は2020年3月を予定しており、県民参加型のプロジェクトとして期待が高まっています。米良充典社長は「宮崎の象徴である『ひなた』という言葉が入れば、それだけで十分です」と語り、地元への恩返しの気持ちを強調されました。企業が黒子に徹して地域のブランド価値を高めようとする試みは、新しいスポンサーシップの形を示していると言えるでしょう。
今回の契約期間は2020年4月からの5年間で、年間の契約額は3000万円にのぼります。この公園は、毎年プロ野球・読売巨人軍の春季キャンプ地として全国的な注目を集める場所でもあります。キャンプシーズンには多くの観光客が訪れるため、新しい愛称が「ひなた」ブランドを全国へ発信する強力な追い風になることは間違いありません。私自身、企業の利益を超えたこの潔い決断が、宮崎のスポーツシーンをより明るく照らす「希望の光」になることを確信しています。
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