スギ薬局の快進撃が止まらない!2019年3〜11月期決算で見えた「調剤×効率化」の勝利方程式

私たちの生活に欠かせない身近な存在であるドラッグストア。その業界でも圧倒的な存在感を放つ「スギ薬局」を展開するスギホールディングスが、2019年12月24日に驚きの決算内容を発表しました。2019年3月1日から2019年11月30日までの連結決算において、純利益が前年比14%増の142億円という輝かしい数字を叩き出したのです。

この利益水準は、同期間としてはなんと3年連続で過去最高を更新しており、その勢いは増すばかりでしょう。SNS上でも「最近スギ薬局をよく見かけるようになった」「処方箋の待ち時間が短くて助かる」といったポジティブな声が多く、地域住民の信頼を勝ち取っている様子が伺えます。好調の背景には、攻めの店舗展開と緻密な経営戦略が隠されていました。

特筆すべきは、期間中に全国で86店舗もの新規出店を達成したという事実です。2019年11月には名古屋大学医学部附属病院内へ出店するなど、これまでとは一線を画す新しい形態の店舗づくりにも果敢に挑戦しています。こうした販路の拡大がダイレクトに売上へと繋がり、売上高は前年同期比10%増の3981億円まで大きく伸長しました。

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利益率を支える「調剤部門」と「医療事務のIT化」の凄み

単に売るだけでなく、稼ぐ力が非常に強いのも同社の特徴と言えます。特に収益性が高い「調剤部門」が大きく成長したことが、全体の利益を押し上げる原動力となりました。調剤部門とは、医師の処方箋に基づいてお薬を調合する業務を指しますが、専門性が高く粗利率が良いため、ドラッグストアにとってはまさに経営の要となる重要なセクションです。

積極的な出店に伴って、本来であれば人件費や賃料といった「販売管理費」が経営を圧迫しかねない局面でしょう。しかし、スギホールディングスはここで医療事務の徹底的な効率化という切り札を投入しました。ITツールなどの活用によって無駄を省き、コスト増を上手に吸収して営業利益を13%増の201億円へと導いた手腕には、編集部としても脱帽せざるを得ません。

多くの企業が人手不足や経費高騰に悩む中で、テクノロジーを味方につけて利益を出す姿勢は、これからの小売業のあるべき姿を体現していると感じます。単なる安売り競争に巻き込まれるのではなく、利便性と専門性を両立させている点が、投資家からも熱視線を浴びる理由なのでしょう。2020年2月期の通期予想も、堅実に増収増益を見込んでいます。

2020年2月29日に向けて、同社は売上高5200億円、純利益183億円という目標を据え置いていますが、この足取りを見る限り達成の可能性は極めて高いと予想されます。健康への意識が高まる現代において、地域に根ざした「かかりつけ薬局」としての地位を確立したスギ薬局。その成長戦略が今後どのように進化していくのか、目が離せません。

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