【箱根駅伝2020】青学大・原晋監督が挑む「やっぱり大作戦」!王座奪還へ、戦国駅伝を制する戦術の極意とは

2020年の幕開けを彩る箱根駅伝を目前に控え、青山学院大学の原晋監督が静かな闘志を燃やしています。かつては圧倒的な層の厚さを武器に区間配置を公言していた名将ですが、2019年12月30日現在の心境は少し異なるようです。「今回は区間配置一つで順位が激変する」と語るその表情からは、1つのミスも許されない、まさに「戦術駅伝」としての緊張感がひしひしと伝わってきます。

2019年度の青学大は、絶対的な主軸が卒業したことで苦難の道を歩んできました。トラックシーズンでの不振を受け、周囲からは戦力低下を危惧する声も上がっていたほどです。原監督自身も「今年の4年生は一体感に欠ける」とあえて厳しい言葉を投げかけ、学生たちの奮起を促してきました。主将の鈴木塁人選手も、一時は優勝への自信を失いかけるほど、葛藤の絶えない日々を過ごしていたと明かしています。

転機となったのは、厳しい夏合宿を乗り越えたことでしょう。秋の出雲駅伝こそ5位に甘んじましたが、全日本大学駅伝では最終区までトップを争う粘りを見せ、2位に食い込みました。昨年度の三大駅伝すべてで区間賞を獲得した吉田圭太選手に加え、1年生ながら出雲で区間賞に輝いた岸本大紀選手など、新旧の力が融合したバランスの良い布陣が整いつつあります。

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山の神不在をチーム力でカバーする「トータルの勝利」

もちろん、順風満帆なことばかりではありません。山上りの経験が豊富な竹石尚人選手がエントリーから外れたことは、チームにとって大きな衝撃となりました。特殊な傾斜を駆け上がる「5区」は、箱根駅伝において最も勝敗を左右するセクションと言っても過言ではありません。原監督も山での苦戦を覚悟していますが、個の力に頼りすぎない「トータルでの勝利」を目標に掲げています。

特筆すべきは、エントリー選手の1万メートル平均タイムが全出場校の中でトップであるという事実です。これは、特定のスター選手に依存せず、全区間で区間5位以内を維持できる走力が備わっていることを意味します。駅伝において1万メートル(10km)のタイムは、選手の基礎体力とスピードを示す重要な指標であり、その平均値が高いことは、チームとしての底力が極めて高い証明なのです。

SNS上でも「青学の巻き返しが楽しみ」「原監督の言葉にはいつも説得力がある」といった期待の声が溢れています。今回の作戦名は「やっぱり大作戦」に決定しました。これには「やっぱり4年生は強かった」「やっぱり青学は強かった」と言わしめたいという、監督の強い願いが込められています。私個人としても、逆境をバネにする彼らの走りが、沿道のファンを熱狂させてくれると確信しています。

2020年1月2日、3日の箱根路。王座奪還を目指す挑戦者・青山学院大学が、どのようなドラマを見せてくれるのでしょうか。実力を秘めながら苦しんできた鈴木主将の復活こそが、総合優勝へのラストピースとなるはずです。準備はすべて整いました。あとは号砲とともに、新時代の「青学旋風」を巻き起こすだけです。

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