アメリカ中が熱狂するプロフットボールリーグ、NFLはレギュラーシーズンも佳境を迎え、各地区で熾烈な優勝争いが繰り広げられています。2019年12月21日、マサチューセッツ州フォックスボロで行われた大一番にて、ニューイングランド・ペイトリオッツがバッファロー・ビルズを24対17で退けました。この勝利により、ペイトリオッツは12勝3敗という圧倒的な成績を収め、アメリカン・カンファレンス(AFC)東地区での11年連続優勝という偉業を成し遂げたのです。
11連覇という記録は、移り変わりの激しいNFLの世界ではまさに異次元の数字と言えるでしょう。SNS上では「もはや恒例行事だが、これほど勝ち続けるのは異常だ」「トム・ブレイディがいる限り、この王朝は終わらないのか」といった驚嘆の声が溢れかえっています。昨今のNFLは戦力均衡のための制度が充実しているため、これほど長期間にわたって一つのチームが君臨し続けることは、ファンにとっても奇跡を目撃しているような感覚に近いのかもしれません。
激戦のAFC南地区とNFCの勢力図
同日には他の会場でも重要な一戦が行われ、ヒューストン・テキサンズがタンパベイ・バッカニアーズを23対20という僅差で下しました。この結果、テキサンズは10勝5敗として、AFC南地区での2年連続制覇を確定させています。攻守のバランスが取れたテキサンズの戦いぶりは非常に安定しており、ポストシーズンでの躍進を予感させる内容でした。地区優勝を決めた瞬間のスタジアムの熱気は、テレビ画面越しにも痛いほど伝わってきたのが印象的です。
一方、ナショナル・カンファレンス(NFC)では、サンフランシスコ・49ersがロサンゼルス・ラムズとの激闘を34対31で制しました。この勝利で49ersは12勝3敗となり、悲願のスーパーボウル制覇に向けて大きく前進しています。対照的に、昨シーズンのスーパーボウルで準優勝を果たした名門ラムズは、この敗戦により8勝7敗となり、残念ながら今シーズンのプレーオフ進出の可能性が完全に潰えてしまいました。勝負の世界の厳しさを物語る残酷なコントラストです。
NFLのシステムを少し解説しますと、「プレーオフ」とは各地区の勝者などがトーナメント方式で頂点を争う決定戦のことです。この過酷な道のりを勝ち抜いた先に、世界最大のスポーツイベントである「スーパーボウル」が待っています。ペイトリオッツのような常連組が意地を見せるのか、あるいは勢いのある新興勢力が王座を奪うのか。2019年12月21日の試合結果を受け、いよいよトーナメントの顔ぶれが揃い、冬の寒さを吹き飛ばすような熱い戦いが幕を開けようとしています。
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