📈**【独自解説】** なぜ客は33%増なのに3期連続赤字?宮崎シーガイア、11億円「減価償却」の罠と未来への投資

宮崎が誇る巨大リゾート「シーガイア」の運営会社、フェニックスリゾート(宮崎市)から、二〇一九年五月二十八日までに二〇一九年三月期の単独業績が発表されました。結果は七千四百万円の最終赤字となり、これで三年連続の赤字計上となります。しかし、このニュースは単純な「経営不振」として片付けることはできません。なぜなら、売上高は前期比七・八パーセント増の百億二千百万円と好調で、宿泊客やゴルフ場などの利用客数に至っては、三十三・七パーセント増という驚異的な伸びを示しているからです。

「客は増えているのになぜ赤字なのか」。その最大の理由は、会計上の数字にあります。同社は開業以来の大規模リニューアル投資を敢行しており、その費用約十一億円分が「減価償却費(げんかしょうきゃくひ)」として計上されたことが、利益を圧迫したのです。「減価償却費」とは、巨額の設備投資を行った際、その費用を一度に計上するのではなく、法律で定められた年数(耐用年数)にわたって分割して計上する会計処理を指します。

このニュースに対し、SNS上では「シーガイア、最近すごく良くなったのに赤字なの?」「利用客33%増は凄い!投資が成功してる証拠だ」「減価償却費が理由なら、それは未来への投資だから問題ない」といった、会計上の赤字と現場の活況を冷静に分析する声が目立ちました。私自身、この「赤字」は全く悲観すべきものではないと断言します。

むしろ、これは「未来のための赤字」です。巨額の投資(リニューアル)がなければ、利用客が三十三・七パーセントも増えるという劇的なV字回復はあり得ませんでした。減価償却費という「会計上の重し」が取れる数年後、シーガイアは過去最高益を叩き出す可能性すら秘めています。この三年連続の赤字は、復活に向けた「産みの苦しみ」に他ならないのです。

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