【愛媛・梅津寺】みきゃんパークが2019年12月誕生!伊予鉄が仕掛ける「海と柑橘」の新たな聖地とは?

愛媛県の皆様、そして柑橘を愛する全国のファンの皆様に、とびきりフレッシュで嬉しいニュースが飛び込んでまいりました。伊予鉄グループは2019年5月27日、松山市の梅津寺(ばいしんじ)エリアに、新たな複合施設「みきゃんパーク梅津寺」を2019年12月にオープンさせると発表したのです。場所は伊予鉄道高浜線の梅津寺駅のすぐ東側。かつて遊園地で賑わったあの海沿いのエリアが、令和の時代に「柑橘のテーマパーク」として生まれ変わろうとしています。

この施設の最大の魅力は、なんといっても「愛媛の柑橘」を五感でフルに楽しめる点でしょう。木造2階建ての施設内には、みかんジュースの加工場が見学できるスペースや、搾りたての味を楽しめる販売店が設けられるとのことです。さらに、愛媛県の都市伝説として名高い「蛇口から出るみかんジュース」も実際に設置されるというのですから、これは話題になること間違いありません。

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絶景カフェとSNSでの反響

2階には、瀬戸内海の穏やかな海を一望できるカフェがオープンする予定です。梅津寺といえば、ドラマ『東京ラブストーリー』のロケ地としても有名ですが、最近ではSNS映えするスポットとしても再注目されています。ネット上では早くも「海を見ながらのみかんジュースは最高すぎる」「梅津寺にまた行く理由ができた」「みきゃんのデザインが絶対可愛い」といった期待の声が溢れており、オープン前から熱い視線が注がれているのが分かります。

このプロジェクトは、伊予鉄グループが所有する約1000平方メートルの土地を活用し、食品加工販売を手掛ける「修斗」が運営を行うそうです。伊予鉄の清水一郎社長が「地元の子どもたちにも電車やバスで訪れて楽しんでもらえれば」と語るように、単なる観光施設にとどまらず、地域の人々が愛媛の特産品である柑橘の歴史や品種を学び、誇りに思えるような「発信拠点」になることが期待されています。

好調な決算と「未来への投資」

さて、明るい話題は新施設だけではありません。同日に発表された伊予鉄グループの2019年3月期連結決算も、非常に興味深い内容となっています。売上高にあたる営業収益は、前の期と比べて3.3%増の591億6000万円となり、なんと4期連続での増収を達成しました。この好調の背景には、近年増加の一途をたどる訪日外国人観光客(インバウンド)による鉄道やバスの利用増が大きく寄与しています。

一方で、最終的な儲けを示す純利益は、22.6%減の10億7400万円となりました。「増収なのに減益?」と不思議に思われる方もいるかもしれません。しかし、これは決してネガティブな理由だけではないのです。ここには「減価償却費(げんかしょうきゃくひ)」という会計上の仕組みが関わっています。これは、設備投資などの費用を、一度に計上せずに何年かに分けて費用として処理するルールのことです。

今回の減益の主な要因は、次世代型路面電車(LRT)などの新型車両導入に伴う費用計上がかさんだためです。つまり、伊予鉄グループは目先の利益を確保することよりも、将来の快適な移動環境やサービスの向上に向けて、積極的に投資を行っているという証拠でもあるのです。古い車両も味わい深いですが、バリアフリーで快適なLRTが増えることは、利用者にとって歓迎すべきことでしょう。

これからの梅津寺と伊予鉄に期待

鉄道の輸送実績は1939万7000人、バスは821万2000人と、いずれも前の期を上回る実績を残しています。この堅調な本業の足腰があるからこそ、今回のような「みきゃんパーク梅津寺」といった新しいワクワクする事業にも挑戦できるのだと私は分析します。公共交通機関が単なる移動手段を超えて、街の魅力を創り出すプレイヤーとして機能している素晴らしい事例と言えるでしょう。

2019年の冬、梅津寺の海風を感じながら、蛇口から注いだばかりのフレッシュなジュースで乾杯する日が今から待ち遠しくてたまりません。伊予鉄が描く「交通」と「観光」の融合が、松山の街にどのような新しい風を吹き込むのか。その行方を、一人のコラムニストとして、そして一人の愛媛ファンとして、期待を込めて見守っていきたいと思います。

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