長野県山ノ内町に位置する志賀高原の横手山・渋峠スキー場が、冬の夜を彩るロマンチックな新企画を始動させます。運営を担うS&T観光開発は、暗闇に浮かび上がる樹氷を間近で体感できる「スノーモンスターナイトツアー」を2020年1月11日から開始することを決定いたしました。このイベントはリフト営業が終わった静寂の銀世界を舞台にしており、これまでにない幻想的な体験を求める旅行者の間で早くも大きな注目を集めているのです。
ツアーの行程は非常に魅力的で、参加者はまず雪上車に乗り込んで標高の高い山頂へと向かいます。夕日が沈む美しい黄昏時の絶景を展望台から見届けたのち、ヘッドライトを装着して不思議な造形美を見せる樹氷の周囲を散策する流れです。樹氷とは、霧状の水滴が冷たい風に吹き付けられて樹木に凍りつき、徐々に巨大化したもので、その姿から「スノーモンスター」とも呼ばれています。自然が織りなす圧倒的なアートを至近距離で観察できる絶好のチャンスとなるでしょう。
この取り組みに対して、SNS上では早くも歓喜の声が上がっています。「夜の雪山に行けるなんてまるで冒険のようでワクワクする」「ライトアップされた樹氷は絶対に写真映えするはず」といった期待のコメントが続々と投稿されている状況です。特に近年はインバウンドの需要が高まっていることから、訪日外国人観光客にとっても日本の冬の美しさを五感で満喫できる特別なアクティビティとして、広く拡散していく可能性を秘めています。
開催は毎週土曜日と日曜日に限定されており、2020年の冬シーズンは3月まで継続して実施される予定です。気になる参加費用は、大人が4800円、子どもが4000円に設定されました。所要時間は約2時間から3時間程度となっており、手軽に参加できる点も魅力的です。さらに嬉しい特典として、スキー場の近くにあるアットホームなカフェで味わえる美味しいパンと温かい飲み物の代金もこの料金に含まれています。
地域資源を活かした夜間観光の新たな可能性
今回のツアーは、営業終了後のスキー場という既存の資産を有効に活用した素晴らしい地域活性化のビジネスモデルだと私は確信しています。横手山は非常に標高が高いため、国内でも有数の美しい樹氷が発生しやすい絶好の環境を有していました。しかしこれまではその魅力が十分に発信されておらず、知る人ぞ知る隠れた名所にとどまっていたのです。この価値ある観光資源に光を当てた同社の着眼点は、非常に見事であると言えます。
近隣には、温泉に浸かる野生の猿として世界的に有名な「スノーモンキー」が出没する地獄谷野猿公苑が存在します。S&T観光開発の斉須正男社長は、この既存の人気スポットと今回の樹氷を掛け合わせ、「スノーモンキーとスノーモンスターの2大看板でアピールしたい」と熱意を語ってくださいました。今後は早朝のツアーも視野に入れているとのことで、志賀高原の24時間を活かした観光開拓から今後も目が離せません。
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