タイのバンコク近郊で2020年1月9日、サッカー男子のU23アジア選手権が開幕を迎えました。2大会ぶりの王座奪還を狙う若き日本代表チームですが、初戦でサウジアラビアと激突し、1対2という悔しいスコアで黒星発進となっています。
試合が動いたのは後半の序盤でした。日本は相手に先制点を許す苦しい展開を強いられます。しかし、ここで意地を見せたのがハーツ所属の食野亮太郎選手です。鮮やかなゴールを突き刺し、試合を一時タイに戻すことに成功しました。
この同点劇にスタジアムは大いに沸き立ち、逆転への期待が高まります。ところが、ドラマは終盤に待っていました。日本はディフェンスの隙を突かれて痛恨のペナルティキック、いわゆるPKを相手に献上してしまったのです。
PKとは、ゴール前で重大な反則を犯した際、ゴールキーパーと1対1でキックを行う絶対的優位なプレーを指します。これを確実に決められて勝ち越しを許した日本は、そのまま追いつくことができずにタイムアップを迎えました。
この手痛い敗戦に対して、SNS上ではファンから厳しい声と温かい声が入り混じっています。「決定力が足りない」「中盤の連携に課題があるのでは」といった戦術面を指摘するリアルタイムな意見が数多く飛び交いました。
一方で、「まだ初戦が終わったばかりだから切り替えよう」「食野選手のゴールは次につながるはず」といった、前を向く熱いエールも寄せられています。サポーターたちの間でも、次戦に向けた議論が白熱している状況です。
今後の日本のスケジュールですが、2020年1月12日にシリアと激突し、さらに2020年1月15日にはカタールとの対戦が控えています。決勝トーナメント進出に向けて、ここからはまさに1試合も落とせない崖っぷちの戦いが始まるでしょう。
なお、同じB組のカタール対シリアは2対2のドローに終わりました。またC組では、優勝候補の韓国が中国を撃破して強さを見せつけ、ウズベキスタンとイランの一戦は引き分けという、他グループも波乱含みの展開となっています。
今大会は、夏に控える東京五輪のアジア最終予選を兼ねた極めて重要な位置づけです。開催国としての出場権をすでに確保している日本ですが、本番でメダルを獲得するためには、アジアの競合相手に圧倒的な実力を示す必要があります。
個人的な見解として、今回の敗戦はチームがさらに強くなるための貴重な試練だと捉えています。守備の連動性や、プレッシャーがかかる終盤での試合運びなど、本番前に明確な課題が見つかったことは決してマイナスではありません。
ここからの指揮官の修正力と、若き選手たちの奮起に大いに期待したいところです。次戦のシリア戦では、必ずや修正された美しいパスワークと、貪欲にゴールを狙う姿勢を見せてくれると信じて、引き続き応援していきましょう。
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